83話「地底の女王」と86話で最終回の「わんぱく作戦」のブローアップ版。ケンの、まんがまつりでの上映も今作が最後となる。
83話は、コレまたスゲぇ。なんと地下帝国が現れるぞ。
いきなり火山が大噴火。コレってトーテムポールの悪魔と同じパターンだぞ。
地割れが起きて狼のボスが穴に落ちちゃう。ボスを助けにケン達が穴へ向かう。
今作では珍しくケンはブラックと行動し、チッチとポッポは別に行動する。
地下空間には謎の人影が、そして巨大な城には恐竜と姫様が。この姫様はカワイイ。凜として、後のジブリにも繋がる正統派の東映動画ヒロインだ。お城の描写も気合い入ってる。
実は1000年も前から地下帝国が存在しているが、後から来たもう一つの地下民俗の度重なる侵略に疲弊していた。うぉう!まだ地下に部族が居るんか?!
野蛮な部族と戦うも、日の光の届かない世界の不毛さを嘆き城の崩壊と共に死を選ぶ女王。なんと気丈なことよ。女王に素直さを認められたケンは寂しそうに地下王国を去るしんみりしたラストだ。非常に東映動画イズムを感じる1本。
86話は、最終回だというのにあんまりケンが活躍しない(笑)
悪役のゴリラとクマ、手下の山猫が森の子供達を集めて打倒狼のための学校を設立する。
悪役トリオのトラはどうなったのかな?
とにかくヤンチャな森の子供達を洗脳しようと試みたが、イタズラ続きで散々な目に遭う。
このクマとゴリラが子供達に酷い目にあわされるのがスラップスティックな笑い所だ。ガキが生意気に見えるが。
そしたらガキ共も母親に会えなくなるかも、というピンチを味わい泣きながら反省をする。
最後はみんなでクマゴリラにお仕置きをして、子供のイタズラも大目に見てメデタシメデタシ、なのか?