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大地のうたのNICEのレビュー・感想・評価

大地のうた(1955年製作の映画)
4.0
サタジット・レイの初監督作にして、インド映画の原点ともいえる作品🇮🇳

ネオレアリズモがベースではあるものの、貧困(=人的なもの)というよりは、自然の厳しさを描いた作品のように思えた。
アジア的(仏教的?)な世界観があって、黒澤明が大絶賛するのも分かる。

ジャン・ルノワールの『河』とヴィットリオ・デシーカの映画から影響を受けた作品らしいが、決して付け焼き刃という感じはしない。クオリティが高く、想像以上に見易い映画だった。

インド映画の原点と言いつつ、歌&踊りのボリウッド映画とは全然志向は違った。
逆にあのボリウッドのスタイルはいつ確立されたんだろうか?
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