カリフォルニアに向かっているセールスマンが謎の大型トレーラーに追いつき追い越されながら命を狙われるカーチェイス。
追ってくるトレーラードライバーは果たして誰なのか?というサスペンス要素も盛り込みながらもパニックものとしても面白い作品。
時速80~90キロほどのスピードにもかかわらずここまで緊迫感のあるカーチェイスに仕立てたのは、なんといっても暴走機関車を彷彿させるトレーラーのデザインだと思う。
こんなものに追われたらひとたまりもないというイメージを抜群に植え付けており、「画で魅せる」映画だった。
それゆえに、主人公のナレーションが邪魔のように感じる。
主人公の仕草や表情だけで十分にうかがえる状況であそこまで喋らす必要性もないであろうし、その部分に興ざめすることが多々あった。