Yokoさんの映画レビュー・感想・評価

Yoko

Yoko

☆3.5〜がおおまかな高評価の基準です。
読書メーターもやってます。
https://bookmeter.com/users/788009

2017年ベスト5
1 エル ELLE
2 ハクソー・リッジ
3 ノクターナル・アニマルズ
4 メッセージ
5 パーティで女の子に話しかけるには

映画(494)
ドラマ(4)

かくも長き不在(1960年製作の映画)

4.3

ゲシュタポによって夫”アルベール”と離れ離れになった”テレーズ”。
ある日、カフェを営む彼女の家を歌いながら歩く浮浪者の姿が…。


ロマンスとミステリアスの混在。
そして、未だ見つからぬ夫を想う妻の
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.5

バンコクでボクシングジムを経営する兄弟の片割れが殺された。
残された弟は…。


『ドライヴ』が全く肌に合わなかった自分としてはレフン作品にかなりの不安を感じていたが、結果的に『ドライヴ』よりは好きか
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別離(2011年製作の映画)

4.2

娘の教育事情を想い海外に移住する決断をする妻と、アルツハイマーを患った父を見捨てられない夫。
話し合っても埒が明かない二人の決断は…。


家庭を持つ大人として過ちを認めるわけにはいかない「大人の事情
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

いたいけなほど純粋な一人息子を持つ母。
いつものように漢方の下拵えをしていた朝、悪友とよく一緒にいることを快く思わない母の前で…。


西日がさす「狂喜乱舞」のシルエット。
これが撮れただけでもうポン
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.8

文学を教えることにこだわっていたが、学生が書く文章の質の低さを嘆いていた国語教師。
休日の出来事を文章にする宿題の添削をしていたところ…。


現実と虚構との結びつきをうまいこと映像化し、且つ展開もス
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.4

問題を抱えている若者を保護する施設に勤めている”グレイス”。
穏やかな朝、新しくやってきた職員とともに談笑しているさなか…。


傷を負っている子どもたちと傷を負った大人たちによる「破壊」の物語。
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

5.0

開幕から「旧きよき名作」を思わせつつ、しかしながら徐々に露わになるPTA独特の不穏と、いつになく壮大なスケールのジョニーグリーンウッドの劇判に「明らかな新しさ」を見出し、纏い始めた「大作」のオーラに最>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.1

鎌倉に住む三姉妹のもとに家庭を捨てた父親の訃報の報せが舞い込んできた。
遠く山形に住んでいた父には腹違いの娘がおり…。

各人が抱える悩みの表出が絶妙。
奇妙にも境遇が似てしまうのは親と子の因果という
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

カリフォルニアのサクラメントに住む女子高生”クリスティン”。
自身を”レディ・バード”と称する彼女にとって地元の街は窮屈であり、彼女は刺激に満ちたNYの大学を志望していた…。


主人公の成長を軸にし
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

木造の平屋建てで生活している五人家族。
今日も息子と無事仕事を終えた父親は家路の途中に見かけた寂しげな少女に声をかける…。


ズシンとくるヒューマンドラマ。
でありながら、振る舞いや視線、はたまた言
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

-

御者に鞭で叩かれた馬を抱き発狂したニーチェ。
誰も知らない馬のその後に着想を得た作品。


<物語が無い物語>で描かれた「受難」の映画なのか?
父娘の貧しい暮らしぶりを残酷なほどに生々しく捉える長回し
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

ウニ県メガ埼市の市長”小林”は犬の間で蔓延した伝染病を危惧し、犬を島に隔離する計画を立案。
不幸にも最初に送られることになったのは…。

全編アニメーションということで吹替版で鑑賞。
音楽と犬たちのド
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マザー!(2017年製作の映画)

4.6

森に囲まれた広々とした草原にたたずむ一軒家。
作家とその妻はこの外界とは隔絶されたような環境で睦まじく暮らしていたが…。

やられた。
もし劇場公開の運びとなったならばまずベスト10入りだっただろう。
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.5

ニューヨーク、誘拐幼児の捜索で生計を立てている”ジョー”。
ある日、とある大物から一件依頼が舞い込んできた…。


思わず耳を澄ましてしまうほどの静謐な環境、あたかも真空状態のような背景の中でかすかに
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.3

NASAに勤務している”キャサリン”、”ドロシー”、”メアリー”の三人は通勤中、車の思わぬ故障で足止めを食らってしまった。
そこに一台のパトカーがやってきて…。

白人中心の社会でいかに黒人女性が苦労
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

娘の誕生日に妻が住むプサンに向かうことになった男。
高速鉄道に向かうさなか…。

ゾンビ・閉所環境といういつだかどこかで見たことあるはずのジャンル映画でありながら、意外なスケールと人間のドロドロした部
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.6

ボストン大学に通う恋人と酒場で語り合う”マーク”。
他人の心情をわきまえないほどの主張の強さを持つ彼は、寮に帰ってからとあるサイトを立ち上げ…。

ザッカーバーグの伝記物語…なんてタカを括ったら大間違
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.8

37度を超す猛暑のNYブルックリン。
うだる暑さの中、仲睦まじく笑いあって生活している人々の間に不穏な空気が立ち込める…。


「熱」と「怒り」のために、一部の人を除いては「許し」という概念が消えてし
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

1983年北イタリアのどこか。
大学教授を父に持つ”エリオ”は家族とバカンスを過ごしていた。
毎年博士課程の学生を一人別荘に呼ぶことが習慣となっており、また一人今年やってきた男は…。

極上の青春映画
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

DCEU4作目。


ようやくヒーロー映画らしさを前面に繰り出してきた感じ。
明らかに『スーサイド・スクワッド』よりは良作。
カタルシスもあり主人公の成長もあり等々、多くの人が求めるであろう作品だなと
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

1.9

DCEU3作目。


残念ながら前評判に違わぬひどい出来。
午後のロードショーのハズレ回を観たときの気分だ。

今作の主役陣は悪としての哲学はほとんど持ち合わせていないただの犯罪者集団なので、結局のと
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

NYの一角で育った”ヘンリー”は小さなころから街で異彩を放つマフィアにあこがれを抱いていた。
念願叶って使い走りになった彼は徐々にマフィアの道を進み…。

泥臭いマフィア!
劇中ではマフィアはブルーワ
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

2.9

DCEU2作目。


及第点。
バットマンが主役の映画とは到底思えないほど、彼に魅力をほとんど感じることが出来ない作品だった。
スーパーマンと対峙する上での彼の信念や正義に、正義感というものをほとんど
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

-

東京でドラッグの運び屋をしている”オスカー”はストリッパーをしている妹”リンダ”と二人暮らし。
トリップしているさなか、バー「VOID」まで薬を持ってきてほしいという友人からの電話が鳴り…。

ゴース
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.3

時は文久2年、あと5、6年もすれば大政奉還が訪れる江戸品川。
遊郭「相模屋」で豪遊する口が達者な”佐平治”、実はびた一文も金を持ち合わせておらず…。

相当笑わせてもらった。
相模屋の女郎、若衆、番頭
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心中天網島(1969年製作の映画)

4.0

享保5 (1720) 年、近松門左衛門が手掛けた浄瑠璃の映画化。
妻子を持つ身である”紙屋治兵衛”と女郎”小春”の壮絶な愛。

今作が公開された1969年は『男はつらいよ』の第一作目が完成されたころで
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.9

DCEU1作目。
MCUをとりあえず一通り見たのでお次はDCシリーズをば。


色で言うとグレーやメタリックを思わせる硬質な映像の質感とドラマ。
これってもろに『ダークナイト』では…?と思っていたらス
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.8

会社の合併により年金の支給停止をくらった男たちによる、一世一代の強盗物語。

年齢を重ねてもなおヨボヨボな老いぼれという印象を抱かせない名優三人に『ジーサンズ』と名づけるのはちょっと失礼?
リメイク元
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TOKYO!(2008年製作の映画)

4.3

外国人映画作家、ゴンドリー、カラックス、ポン・ジュノによる「TOKYO」を舞台にしたオムニバス短編。

外国人が思い浮かべる東京ないし日本のイメージは、『ブレードランナー』や『AKIRA』といったよう
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建築学概論(2012年製作の映画)

4.1

建築家として働く男性”スンミン”のもとに大学時代の初恋相手”ソヨン”が訪ねてきた。
家を建ててほしいという旨を伝えてきた初恋相手を前に学生時代の記憶が蘇り…。

正直話はかなりベタ。
でも、だからこそ
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

MCUシリーズ19作目。


IMAX 3D版で鑑賞。
「いやはや…。いや~……。」
鑑賞後はこんな感じのポカ~ンとした感想で脳内を埋め尽くされた。
とうとうここまで踏み込んできた、いや踏み込んでしま
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2/デュオ(1997年製作の映画)

4.3

ブティックで働く優(ユウ)、同居している彼氏の圭(ケイ)。
役者の仕事がうまくいっておらず不満をぶつけることが多くなってきた圭を前に、優が選んだ行動は…。


誰かと一緒にいることの難しさや有難さ。
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

VR技術が発達した近未来。
ゴーグルをかぶればどんなキャラクターにもなれる夢の世界の創設者が残した莫大の財産と世界の覇権を得るべく、挑戦者たちは数々の試練に挑む…。


見たことあるキャラクターがふん
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.6

芸術を追求するカメラマンを母”アンナ”を持つ娘”ヴィオレッタ”は、めったに家に帰ってこない母の代わりをしている祖母と暮らしている。
写真のモデルを探していたアンナはまだ年端もいかないヴィオレッタを誘う
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白い沈黙(2014年製作の映画)

3.4

雪がやまないカナダ。
娘が誘拐されたことがきっかけで父親は妻との不仲が続いていたが、ある日娘の手がかりが…。


殺風景な雪景色が絶望的な夫婦の心情を物語っておりシチュエーションは抜群。
困惑する夫婦
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ファウンテン 永遠につづく愛(2006年製作の映画)

2.2

脳に腫瘍を持つ”イジー”の夫”トミー”は腫瘍消滅の特効薬を研究している。
ある日、闘病中の彼女は中世スペインを舞台にした小説を書いていることを彼に告白する…。


「愛する人を救うためには?」をテーマ
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