じろちぃ

シルバラードのじろちぃのレビュー・感想・評価

シルバラード(1985年製作の映画)
4.0
わかりやすく描かれた複雑な人間関係。
絶対的安心感の魅力的な登場人物のおかげで安心してハラハラできる。
面白い。
正統派のザ ・娯楽映画!って感じ。

冒頭近く、身の上を語るシーンの間(ま)で、あれ?これ最近作られたものかな?と気づき調べたら80年代に作られた西部劇。
西部劇において80年代制作は「最近」という認識なので当たりということで。

ケビン・コスナー登場。
登場場面、可愛い。
というか、当時で言う「ぶりっ子」だな。かわいこぶりっこ。
こんな役をやっていたのは知らなかった。
みんな下積み時代があるんだなぁ。
馬に乗る姿は(当たり前だが)しっかり出来上がっていて、売れない時期からいろんなことを身につけて芽が出るのを待つんだなぁと、ちょっと感動。
まあ売れないと言っても主要人物の1人なんですけど。

西部劇にしては衣装も馬も全てが小綺麗で、登場人物の人種にまつわるアレコレや正義の定義も現代に寄せている。
それを良しとするかどうかは置いといて、
20年ぐらいでアメリカ人が急激に変わっていった証であることは確か。
映画ってホントに面白いですね。

珍しく字幕でGJな箇所発見。
終盤撃ち合いシーン
「どこに行ってたんだ」
「死んだフリをしていたよ」
のセリフが、字幕では
「どこにいた」
「死んでた」
になっていた。
この方がチャラいケビン・コスナーの良さが出ていてイイ!
(NHKBS版翻訳・雨宮健氏)

レビュー数、少ないな。
みんな、これ西部劇だけど面白いよ〜〜
じろちぃ

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