死ぬほど人を愛した、青くて危うくて美しい、若者のお話。
舞台は光溢れる湖畔の別荘。
若者たちの集うパーティー。
愛する者と愛される者。
遠くから眺めたり、近付いたり、離れたり、、
騒いだ後の静けさ
退廃的な空気
この映画の、美しさや哀しさみたいなものは、『別れの朝』(私的最高峰!)に匹敵するほどでした。
綺麗なピアノの音色と、一筋縄ではいかない人間模様は『ピアノレッスン』を彷彿とさせたりもしますか。
今作は、1927年にドイツのベルリンで実際に起こった、「シュテークリッツ校の悲劇」と呼ばれる事件を元にした作品だそうで。
脚色は多少されているでしょうけど、事実にどのくらい忠実なのかは別にして、映画作品として全体の雰囲気がとても良かったです。
【こんな気分の時にどうぞ】
角の取れていない若者の青春映画。
美しくて哀しい作品。
実話ベースもの。