オカルト博士

帰って来た木枯し紋次郎のオカルト博士のレビュー・感想・評価

帰って来た木枯し紋次郎(1993年製作の映画)
4.6
紋次郎ファン感涙作!
どこかで 誰かが♪
きっと待って 居てくれる♪

オープニング、紋次郎のお墓のシーンから始まるのにビックリ!
崖から落ちた紋次郎が死んだ事になってるが、実は村人の伝吉(加藤武)に助けられる。その後は伝吉の元で木こりとして働き堅気の身になって行く∼☆数年後、一人前の木こりになった紋次郎だが、そんな時伝吉の数年前に家出した息子の小平次(金山一彦)が帰って来るが小平次はヤクザの元で働く渡世人になっていた。
大仕事をやるとだけ伝え去って行った小平次を心配し、伝吉は紋次郎に連れ戻すように懇願するのだった。(ToT)

またしても…。
今までのテレビシリーズでも何度か堅気になりそうになるが、結局は駄目。
「新木枯し紋次郎」の最終回「お百度に心で詫びる紋次郎」でも堅気生活に染まるがラストでまた無宿渡世に戻って行く紋次郎∼なんかせつないけど、これがいいんですよね😆
カッコいい(≧∇≦)b

誰も知らない 愛がどこにあるのか∼♪
人を愛した奴は居ない∼♪

紋次郎で学んだ事は、
(あっしには関わりのない事でござんす)のセリフ

つまり関わったら駄目なんですよ!悪い事や余計な事、特に女!には関わったらアカンのですよ!!☒👧
今の時代のセクハラなんて紋次郎には全く無縁。いや男では紋次郎ぐらいでしょう(笑)

そんな紋次郎も女に関わりそうになる話がある。
木枯し紋次郎、4話「女人講の闇を裂く」や新木枯し紋次郎の15話「人斬りに紋日は暮れた」で、もう女と一緒になったらええやん…🤔って思わせる傑作回。

「あっしの旅はひとりと決めておりやす。ごめんなすって」

今作品、マドンナは坂口良子♥️少し霊感があるキャラ。
悪党親分の岸部一徳のキャラも何気に印象的だった。

ちなみにもし紋次郎が伝吉の元で堅気生活を続けていたら娘のおたみ(鈴木京香)と一緒になる事になっていた。
紋次郎が村を出て行っておたみが落胆するシーンも印象的だった。

今回、若いキャストが金山一彦と鈴木京香とゆうのが時代を感じる。


一応、劇場公開作なので
ストーリーが細かくてナイス!
脚本が市川崑、中村勝行、中村敦夫の最強トリオですから。残念なのはナレーターが芥川じゃないのがね。

絶対ファン必見作!


END.