ローズまりぃ

ムカデ人間のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

ムカデ人間(2009年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

519本目。
2022 322
これ日本人のセリフ字幕にないけど向こうではちゃんと訳されてるのかな。ほんとずっとエセ関西弁だった。うーん?直接的に一切見せないから全然グロくはなかったけどまぁ想像すると気持ち悪いよね。発想もとんでもない。成る程…だからカツローが先頭なのか。




ハイウェイを逸れた道に車が1台停まっていた。その中ではヨーゼフ・ハイター博士が1人写真を眺めていた。写真には黒い大型犬が縦に並びそれらは口と肛門が繋がっていた。2匹が繋がったものと3匹が繋がったもの2枚の写真がある。ハイター博士は愛おしそうに写真を撫でる。彼の車の後ろにトラックがやってきて駐車した。中から太った中年の男がトイレットペーパーを手に降りてくる。男は草むらで用を足す気だ。ハイター博士は男の様子を盗み見て後部座席から麻酔銃を持ち出し後をつけ背後からそっと近づき銃を構え発砲する。
2人の若いアメリカ人女性・リンジーとジェニーは旅行でドイツに来ていた。地元のバー「バンカー」で行われているパーティーに参加するためレンタカーで山道を走行する。2人は暗い山道で道に迷いさらに車がパンクし立ち往生してしまう。レンタカー会社に電話しようにも圏外で繋がらなかった。険悪な2人の車の横を1台の車が通りかかる。ウィンドウを下ろし声をかけてきたのはむさ苦しい男だった。なんとか助けてもらえるようリンジーが英語で話しかけるが男はドイツ語で卑猥な言葉を話すだけだった。リンジーとジェニーはある下劣な言葉だけ聞き取ることができ怖くなってウィンドウを閉める。それでもからかうように男は隣に停車し続ける。じっと目を合わさず耐えているとじきに男は飽きて車を発車させた。ここにいたらやばいと歩き始めるリンジーとジェニー。森の中を彷徨いどれだけ歩いても道すら出てこず2人は次第にいがみ合う。冷静なリンジーに対してジェニーはわがままを爆発させヒステリーを起こしていた。リンジーが森の中から家の灯りを発見すると急な雨に襲われた。2人は急ぎ足でその一軒家に駆け込む。横切った庭には「わが愛しき3匹の犬」という墓があった。
ハイター博士の家に入れてもらったリンジーとジェニー。大きい一軒家に辿り着いたリンジーとジェニーは外から何度も大声で助けを求めた。ただっ広い邸宅を一周しようやく家の主に会うことができた。出迎えたヨーゼフ・ハイターは「君たちだけか」と聞くと快く家に招き入れた。ハイター博士はしっかり鍵を閉め外に誰かいないか確認した。ニューヨークからきたリンジーとジェニーは2人でヨーロッパ旅行をしているという。2人はハイター博士の醸し出す不気味な雰囲気に緊張する。「助けを呼んでおく」というハイター博士に少し安堵し「なにか飲むか」と言われ水をもらう。リビングの壁にはシャム双生児の絵画が飾ってあった。キッチンで声をあげ電話をかけているフリをするハイター博士は水をグラスに入れその中に錠剤を投入する。声を聞いたジェニーは「よかった電話してくれてる」とすっかり信じる。「30分で着くそうだ遅くてもな」と言われ2人はもらった水に口をつける。リンジーは少し飲んで手を滑らせ残りの水を溢してしまう。すると急にハイター博士は声を荒げドイツ語でリンジーを罵倒する。すぐにハイター博士は「タオルをとってくる」と部屋を後にした。突然の豹変に驚いたリンジーは「今すぐここを出よう怖すぎる」と言う。賛成したジェニーだが急な眠気に襲われ意識が朦朧とする。意識のはっきりしているリンジーは「タクシーを呼んで欲しい」とハイター博士に言うが断られる。ジェニーは意識を手放し始める。心配して起こすリンジーにハイター博士は「ロヒプノールさ」と言う。彼はレイプドラッグを自分たちに仕込んだことを明かす。中途半端に飲んでしまったリンジーは吐き気に襲われ逃げようとする。ハイター博士は隠し持っていた注射器を構え歩み寄ってくる。リンジーは言うことを聞かない身体を引きずり逃げるがハイター博士に髪を捕まれ首に注射を打たれる。ようやく2人を眠らせ彼は満足げに仕事を終えた。
翌朝リンジーが目を覚ますとベッドに拘束され点滴に繋がれた状態だった。慌てて隣のベッドにいるジェニーを起こす。気が動転し叫ぶリンジーとジェニー。他にも奥のベッドで猿轡をされた太った男が唸り声をあげていた。やってきたハイター博士は太った男のベッドに行き男に対して「君は適合しない殺す」と言って点滴のチューブに注射を打った。抵抗する男だがじきにピタッと動きを止め息を引き取った。ハイター博士は庭に大きな穴を掘り太った男の遺体を埋める。ハイター博士は麻酔銃を持ち外出した。戻ってくると車に新たな被害者を乗せてきていた。中から引っ張り出されたのは日本人男性・カツローだった。日本語しか話せないカツローもまたベッドに拘束されていた。ハイター博士にビンタされ起きるとカツローは関西弁で喚き捲し立てる。横のベッドで怯えるリンジーとジェニー。ハイター博士はその声を気にも留めず白衣に着替えた。彼は3人のベッドの前に立ちスライドの灯りをつける。そして「私がヨーゼフ・ハイター博士だ」と話し始める。ハイター博士は外科医を引退した後もシャム双生児の分離手術で知られている名医だと言う。カツローは言葉がわからず喚き続けるがハイター博士は構わず続ける。ハイター博士は半年前ある実験を行った。彼は3匹のロットワイラー犬を見事に結合させ一つの生命体に変えたと言う。そして今度は3人の組織が適合したとし人間を相手にそれを行う手順を説明し始めた。
まず3人の人間をA体、B体、C体としそれぞれ膝蓋骨を切除し膝の機能を奪う。そして四つん這いにする。次にB体とC体の上下の両アゴから中切歯と側切歯と犬歯を引き抜き顎から頬にかけてV字切開をする。さらにA体とB体の尻もV字切開をしA体の肛門とB体の口唇B体の肛門とC体の口唇を結合する。胃系統による結合である。養分はA体が口から摂取しB体を通してC体が肛門から排泄させるというものであった。結果的にB体とC体はA体の排泄物を摂取することになっている。これをハイター博士は「ムカデ人間」と称した。3人は悪魔的なその計画に絶望し言葉を失った。
翌朝ハイター博士は3人に1人ずつプロフォール(麻酔薬)を打つ。カツロー、ジェニーの順に打っていった。リンジーは後ろを向いているハイター博士の目を盗み拘束具を口で外し点滴を引っこ抜いて逃げ出した。家中を駆け回り適当に入った寝室に逃げ込んで鍵をかける。その時かけた鍵を滑らせ落としてしまう。追いかけてきたハイター博士はドアを叩き大声でリンジーを罵る。涙を流し声を押し殺すリンジー。しばらくするとハイター博士の気配が消えた。リンジーの腕は無理矢理引き抜いた点滴のせいで血まみれだった。部屋のスタンドのコンセントを引き抜きガラスを叩き割ろうとカーテンを開ける。そこには麻酔銃を持ったハイター博士が先回りして立っていた。必死に部屋を出ようとするがさっき鍵を落としてしまったためドアを開けることができない。麻酔銃の台尻でガラスを叩き割り追って来ようとするハイター博士。リンジーはすんでのところで鍵を発見し部屋から脱出する。窓を叩き割ったハイター博士が後を追う。リンジーは家を逃げ回っているとプールのある部屋に飛び込み勢いで中に落ちてしまう。ハイター博士に見下され絶体絶命のリンジーは命乞いをする。向けられた麻酔銃から逃げようと水の中に潜るが息が続かなかった。「殺してよ!」と言うリンジーにハイター博士は微笑んだ。「私の犬も手術直前に1匹逃げようとした、『真ん中』にしたよ」と言った。「真ん中」というのは繋がれた3体のうちの「真ん中」。手術の回復に伴う痛みも「前後」の2倍辛いという。ハイター博士はリンジーが逃げ出したことによって「真ん中」が決まったと感謝していると言った。彼は「ゲームオーバーだよ」と言って壁のスイッチを操作しプールの蓋を閉める。蓋は自動で水面ぎりぎりを覆ってくる。リンジーは水の中に潜り蓋が完全に閉まったところで電気が落ちた。水中のリンジーに狙いを定めて麻酔銃を構えていたハイター博士は「悪いなブレーカーが落ちた」と悪態をつきながら部屋を出て行った。リンジーは蓋を押し上げなんとか水面に上がることができた。リンジーはプールから這い上がり再び家を徘徊する。壊れたままの窓ガラスから逃げられたかもしれなかったがリンジーはジェニーを助けるために引き返す。地下室に戻り寝ているカツローに「ごめんね」と言って意識のないジェニーを引きずり脱出を図る。先程の割れた窓から外に出た。大雨が降りしきる中なんとか庭の真ん中までたどり着いたリンジーだったがハイター博士に背後から背中に麻酔銃を撃たれてしまう。リンジーは意識が朦朧とし倒れ込む。ハイター博士はその顔を足で踏みつけた。
麻酔で意識を失っている3人にメスを入れ抜歯し施術するハイター博士。大手術は無事終わった。あくる朝割れた窓を入れ替えに業者がやってきた。ハイター博士はスーツを身にまとい酒を飲みリビングに横たわる「ムカデ人間」を眺めていた。「私のムカデ人間…素晴らしい」と自分の施した患部を入念にチェックする。ハイター博士はまだ麻酔で意識が混濁している「先頭」のカツローを叩き起こす。目を覚まし痛みに苦しみ出すカツローが腰を上げ四つん這いになる。つられて繋がっている後ろの2人も身体を起される。ハイター博士は完成された「ムカデ人間」の形に歓喜し写真を撮る。カツローは泣きながら弱々しく「やめろ」と言い続ける。口が尻に繋がれているリンジーとジェニーはひたすら咽び泣いた。ハイターは大きな鏡をカツローの目の前に差し出し自分の姿を確認させた。その姿に絶望し嗚咽を漏らすカツロー。真ん中のリンジー後ろのジェニーにも見せて回る。ハイターは素晴らしいこの光景に感激し号泣する。鏡に映る自分にそっとキスをし歓喜の声を上げた。その夜3人はペットのようにケージに入れられ点滴で繋がれていた。先頭のカツローは日本語で暴言を吐き柵を壊そうと揺さぶる。繋がれて振り返ることもできないリンジーとジェニーは泣きながら手を握り慰め合うことしかできなかった。
次の日「ムカデ人間」を連れて庭に出たハイター博士は先頭のカツローに「新聞を取ってこい」と命令する。カツローは新聞を咥えさせられるが言うことを聞かずに新聞を落とす。仕方ないのでハイター博士は「散歩でもするか」と3人の上をまたがり「1、2、3、4、」とリズミカルに行進をしおちょくる。その夜先頭のカツローの前に犬の餌皿が置かれた。後ろの2人を気にしながらも腹が減っていたカツローは犬のように貪る。その時カツローの目には横でディナーを堪能しようと食卓に座るハイター博士の足があった。カツローはその足に噛み付いた。ハイター博士は激怒しカツローの顔を蹴りあげ失神させる。ぐったりしたカツローに「今度やったら一本ずつ歯を抜いてやる」と忠告する。食事に戻るハイター博士だが痛みと怒りで食べる気が失せてしまった。また次の日ハイター博士は「ムカデ人間」を連れて庭に出ていた。「ほら噛んでみろ」と革張りのブーツを履いた足をカツローの前に差し出し挑発し嘲笑う。カツローは冷めた目でハイター博士を一瞥し「お前のやってることはオナニーなんだよ」と言って他所へ歩こうとした。だが急な便意に襲われてしまう。耐えても抑えられない便意。後ろのリンジーに「ごめん ごめんよぅ、ごめんよぅ、ごめん」と謝り続ける。ハイター博士はこの瞬間を喜び「そうだ食わせてやれ」と煽る。やがて口に便が通過したリンジーは苦しみながらも受け入れるしかなく声にならない叫びをあげていた。その夜ケージの中で鳴き続ける3人の元へぐったりした様子のハイター博士がやって来た。怯える3人に「私は眠りたいんだ睡眠の邪魔をするな。静かにするんだ」と注意する。「さもないと追加のオペをするぞ」と言った。
ハイター博士が泳ぐプールサイドに待機させられている「ムカデ人間」。先頭のカツローはその目を盗みそっと脱出しようとしていた。プールから上がってきたハイター博士に難なく見つかる。「さぁどうぞ」とわざと彼らに逃げるように促す。怪しみながらもゆっくり歩を進める3人。プールサイドに置いてあった鞭を手に取ったハイター博士はまだ少しも進んでいない「ムカデ人間」の元へ戻り激しく鞭を振るった。あくる日地下室で「ムカデ人間」を診察するハイター博士。カツローは問題なく真ん中のリンジーは便秘になっていた。一番後ろのジェニーは顔の傷の縫い目が膿んでいた。ハイター博士は真っ黄色の膿を絞り出し匂いを嗅いで「病気だな」と言った。死にかけているので代わりを探そうと言う。その時訪問を知らせるインターホンが鳴り響いた。カツローはハイター博士が受話器を取るタイミングを見計らって大声で叫んだ。ハイター博士はすぐに受話器を塞ぎカツローを黙らせると用件を聞く。「警察だ話がしたい」と言われハイター博士は「今出る」と言って切った。
ハイター博士が玄関に向かうと同時にカツローがありったけの声で叫ぶ。「助けてくれー!!俺たちは地下におる!」と。ハイター博士は犬の写真を隠し白衣を脱いで玄関の戸を開けた。訪ねて来たのはクランツとフェラーと名乗る警察だった。「中へ入っても?」と言う警察を「どうぞ」と招き入れる。2人を中に入れしっかりとドアの鍵を施錠する。地下室でカツローは叫び続けるがその声は上まで届かなかった。「最近行方不明者が続出してる」とクランツ刑事は言った。近くで車も発見されていると。それに対しハイター博士は「最近研究や執筆に忙しくて外に出ていない」と答え「何か飲むか」と飲み物を勧める。クランツ刑事はコーヒーがいいと言ったのだが「入れる時間はない水にしてくれ」と言ってキッチンへ消える。ハイター博士は慣れた手つきで引き出しから睡眠薬を出しグラスに入れ水を注ぐ。グラスを刑事たちに手渡しあらためて用件を聞く。クランツ刑事は行方不明者たちの捜査は行き詰まっていると言う。そしてこの敷地から女性の叫び声が聞こえたとの情報もあったそうだ。「見当もつかん」とシラを切るハイター博士。フェラー刑事は話を聞きながら水を口にする。行方不明者のトラックのあった場所でハイター博士の愛車・銀のベンツを見たという目撃情報もあったと報告すると、ハイター博士は急に声を荒げた。ヒステリーを起こしクランツ刑事に「水を飲み干して帰れ!」とグラスを押し付ける。受け取らないクランツ刑事に「さっさとしろ!」と怒鳴るハイター博士。あまりの態度にグラスをはたき落とすクランツ刑事。割れたグラスを見てハイター博士は「私を侮辱したな」と言いがかりをつけつる。ひとしきり喚いていたが急に我に返り荒げた息を落ち着かせる。気が済んだハイター博士は今度は「どうかしていた」と言い始める。そして「タオルを取ってくる」と部屋を出た。そのまま地下室にいき注射器を用意しそこで泣き叫び続ける3人に声を掛ける。「強くて健康な代わりが2体見つかった今のうち「しっぽ」のジェニーに別れを告げておけ」。今度戻ったときにハイター博士はジェニーを殺す気だった。そして新たにカツロー、リンジー、クランツ刑事、フェラー刑事の4人を結合させるつもりだ。ハイター博士が出て行ったあとカツローは何かを思いつきメスを取ろうと手術器具の乗っている台へ手を伸ばす。
地下室に何かがあると感じていたクランツ刑事は「地下室を見せろ」とタオルで床を拭いていたハイター博士に詰め寄る。逆上するハイター博士はうっかりタオルを落とし隠し持っていた注射器を落としてしまう。それを見たクランツ博士はハイター博士の容疑を確信し「20分後にまた来る」と捜査令状を取りに戻る。ハイター博士は2人の警察官が出て行ったのを確認して慌てて地下室に駆け込む。すると「ムカデ人間」の姿は無くなっていた。警戒するハイター博士。慎重にあたりを探すと隠れていた「ムカデ人間」に襲われる。カツローがメスで足を刺し倒れたハイター博士の首に噛みつき肉を食いちぎった。気絶したハイター博士を見て「よっしゃー!」と声をあげるカツロー。「お前ら逃げるぞ」と通じない日本語で2人に声を掛ける。「1、2」と動きを確認すると頷くリンジーとジェニー。カツローは号令をかけながら「がんばれ!」と2人に言い続ける。階段を登る3人の結合部分からは血が滴り落ちる。痛みに耐え苦しみながらなんとか階段を上り終える。ハイター博士は目を覚まし這いつくばって「ムカデ人間」の後を追う。階段を登る途中「ムカデ人間」が垂らした血液を舐めとり狂気に顔を歪ませる。階段を上り切った3人。リンジーは進むカツローに合図を送って自分の知っている部屋への道を教える。必死の形相で身体を引きずり追いかけるハイター博士。部屋にたどり着いた3人だが窓はすでに新しくなっており後ろのジェニーはもう限界を迎えそうだった。絶望するカツロー。リンジーは身振りでランプで窓を壊すように指示をする。何度か窓を叩きつけるとそこへハイター博士が追いついて来た。それを見たカツローはランプを持つ手を止めそこに落ちているガラス片を拾った。メスを持つハイター博士とカツローが対峙する。睨み合う両者だが突然カツローは笑い出す。そして相手に通用しない日本語で懺悔の言葉を語り始める。訳がわからず呆然とするハイター博士。カツローは「たとえこれがあなたの与えた天罰だとしても俺は人間であると信じたいです!」と言い残しガラス片で自らの首を切り自害する。絶望し落胆するハイター博士。そこへ再び警察がやってくる。
ハイター博士は部屋を閉めプールのある部屋に隠れた。誰も出てこないので警察は家に押し入る。薬が効き始めたフェラー刑事は吐き気に襲われる。地下室を捜査したクランツ刑事は入院施設のようなベッド、手術室、そして血痕を目の当たりにし想像以上の現実に恐れ慄く。フェラー刑事を心配し慌てて引き返すクランツ刑事は通りかかった部屋を覗くとそこには3人の繋がれた人間がいた。先頭の男は血を流し死んでいる。異常すぎる光景にクランツ刑事は一旦フェラー刑事を探すため部屋を後にする。プールのある部屋にたどり着き水中で血を流し死んでいるフェラー刑事を発見する。慌てて駆け寄るクランツ博士は隠れていたハイター博士に撃たれる。苦しみ喘ぐクランツ刑事は持っていた銃でハイター博士に発砲する。ハイター博士は眉間を撃ち抜かれ即死した。クランツ刑事も苦しみながらプールに落ちてしまい死亡する。
残されたリンジーとジェニー。リンジーは必死に手を握るがジェニーは限界を迎え息を引き取ってしまった。何度手を握ってももう握り返すことはない。リンジーは絶望し泣き続けた。死体に挟まれ誰もいなくなった家でただ死を待つだけだった。
ローズまりぃ

ローズまりぃ