スローターハウス154

猿の惑星のスローターハウス154のレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
3.7
2021/1/23

10年ぶりくらいに再観...と思いきや、あれ?昔観たやつと違う...。昔観たのは、リンカーンの像が猿になってたラストだったと思うけど...一体どのバージョンを観たんだろう。

今回は近所の子供たちと鑑賞。昔の映画だし字幕だし、ってことで多分飽きるだろうと思ってたが、派手でもないのに緊張感漂う異様な画面に終始惹きつけられたようだった。美女と閉じ込められてエチチなプレイでもすんのかと思ったがそんなシーンは皆無だったし、総評すると案外ファミリー映画であるということが解った。
しかしどんでん返しであろうラスト。ちょっと地味?というか途中で子供たちですら察してしまったので、もうちょっと別の惑星感を出して欲しかったところはある。砂漠?といえど環境があまりにも地球そのものであるので、どんでん返しというよりは「ああやっぱりね」といった感じ。
でも公開当時としては、コレでOK、ぜんぜんどんでん返しとして通用したのかもしれない。それだけ多くの作品に影響を与えた古典なんだろうと思う。

猿のリーダー?司教?王?の、人々の安泰を得るために知識の探求を禁ずる、という方針はなるほどなと思いました。