ゴン吉

猿の惑星のゴン吉のレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
4.2
猿が支配している惑星に不時着したアメリカの宇宙飛行士の運命を描いたSF作品。
チャールトン・ヘストンが主演、リンダ・ハリソンがヒロインを演じ、ロディ・マクドウォール、キム・ハンター、モーリス・エヴァンスが類人猿を演じる。

4人の宇宙飛行士の乗る宇宙船が、ケープ・カナべラルを飛び立ってから6カ月後の船内時間(宇宙時間)1972年7月14日、地球時間2673年3月27日に、地球に戻ってくるはずであった。光速での飛行により地球では700年がたっている計算になる。しかし何らかのトラブルで船内時間で1年もかかって3978年11月25日(地球時間)に謎の惑星に不時着する。彼らが辿り着いたのは、言葉を話す猿が、言葉を話すことが出来ない人間を支配する惑星だった。
猿たちに捕らえられたテイラー(チャールトン・ヘストン)は、言葉を話すチンパンジー様類人猿のコーネリアス(ロディ・マクドウォール)とジーラ(キム・ハンター)の力を借りて、人間の娘ノバ(リンダ・ハリソン)と逃亡を謀るが..... 
 
SF映画の金字塔。
CGでない猿の特殊メイクが今観ても素晴らしい。
戦争や子供の飢えなど公開当時の国際社会問題を問いかけているが、これらは60 年を経た今でも解決していないのが残念。
さらに核戦争の脅威も描いている。
「人間を警戒せよ 人間は悪魔の手先なり 神の作りたもうた生き物のうち 人間のみが遊びや欲のために同朋を殺す また人間は同朋の土地を奪うため殺すこともある 人間を多く増やしてはならない 人間は己の国を我々の国も亡ぼすであろう....」(テレ東版)
有名な驚愕のラストシーンに注目です。 
「人間なんかみんな地獄へ落ちてしまえ!」(テレ東版)

2024.6 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:トランスグローバル訳)
2021.7 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕)
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