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カジノのKEiGOのレビュー・感想・評価

カジノ(1995年製作の映画)
4.3
あるサイエンティストのすゝめ
とても良かった。
自己破壊はスコセッシの大きなテーマの1つであり、『カジノ』では、ラスベガスの中毒的な雰囲気の犠牲者として、1人だけでなく3人の人物がさまざまな方法で過度の野心を抱くようになる[1]。
デ・ニーロ、ジョー・ペシ、シャロン・ストーンの破滅っぷりがこの街の恐ろしさを象徴する。ま、他の作品と比べたら、デ・ニーロはまだまともな役だったかもしれないが…笑
とにかくスコセッシらしい、金と暴力を描いた作品のひとつだ。莫大な富と過激な暴力を振るってもエースには何も残らなかったというのが本質。逆説的に、真っ当に生きることを考えさせられる。

参照
[1] Adam Nayman, “‘Casino’ Has Always Been About More Than the Neon Vegas Lights”, Nov 19, 2020, https://www.theringer.com/movies/2020/11/19/21574457/casino-25th-anniversary-retrospective
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