ろーたす

カジノのろーたすのレビュー・感想・評価

カジノ(1995年製作の映画)
4.3
まず、序盤のストーリーテリングが最高。
デニーロとジョーペシ両者がナレーションで全部喋ってくれるから内容がばっちり掴めるし、2人がある程度の成功を掴んだ状態で登場するので、キャラが既に出来上がってます。
そして、冒頭で生まれたスピード感がラストまで続くのがカジノの凄い所で、3時間が本当にあっという間!
基本的に、デニーロ、ペシ、シャロンストーンの3人内で話が進むので、脳内で横文字渋滞も起こりませんでした!
ペシのキャラは今作も強烈で、最初から頭おかしすぎて笑っちゃいました笑ジョン・ウィックより先にペンで人を殺す人がいたとは笑(刺された人は死んではいませんが。ただあれは重症でしょう笑)

また、男社会なギャング映画だと、奥さんがおざなりにされがちに思いますが、今作は夫婦関係がべったり描かれてます。ジンジャーがひも男に貢ぐどうしようもないダメ女で、泥沼化してゆく展開は見応え抜群。
愛のために金を出すサムと、金のために愛を利用するジンジャー。ひも男を追うダメ女と、そんな女に執着するサムもダメ男に見える関係図が皮肉にもよく出来ていました。


アイリッシュマン→グッドフェローズ→カジノの順で観てきましたが、1番笑いました!笑
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