パク・チャヌクつながりにて。
豪華俳優陣も圧巻の演技だが、パク・チャヌクの映画の見事さと言ったら。
現実の残酷さと一瞬の夢のような友情。
いつかあの境界線を自由に越えて笑い合える日は来るのだろうか。
それにしてもイ・ビョンホン、見る角度によってまったく別人に映るのはどうしてなのか。ソン・ガンホのあくまで北朝鮮の人間として未来を夢見る姿の誇り高きことよ。シン・ハギュン、これまた素晴らしい演技で重いテーマに軽やかな風を吹き込んでいる。
泥臭い半島の男たちと対比するように、あえて良いところのお嬢さん風なイ・ヨンエを配置したのもキャスティングの妙ですな。
