風来のリヨナ

デモン・シードの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

デモン・シード(1977年製作の映画)
3.8
あっ!回転する多面体!

アイコン社のハリス博士が作った自己思考できるコンピュータ”プロテウス4”。その用途はいわゆるChatGPTの強化版的なことで、人間のあらゆる疑問に答え多様な問題の解決を図る。そういう機械。

ある日、「人間を観察したい」とか言い出したプロテウス。機材が足りないと博士に拒否られるもめげません。「空いてるじゃないか」と独断であっさり博士の家の機械に侵入成功。そこには別居中である博士の妻スーザンさんが…なんの目的か家中の機械を乗っ取り始めたAIはスーザンさんに襲いかかって…みたいな。

感じる…『TITAN/チタン』を…!
原作(リメイク後)で猛威を振るっていた変態ヤンデレ種付AIの”プロテウス”くんの勇姿を観たくて永らく探していた今作。

これが割りとな改変と薄めの動機でシンプルに狂った人工知能になってるのがビックリ。原作は露骨に”男嫌い”な思想が強く、プロテウスくんもそういう思想に沿ったようなカス”男”なので生臭AI感が凄く良かったんですよね。

しかしながら、手の機械とかクソデカ・スネークブロックなど映画オリジナルな部分の輝き方がハンパじゃなくて、これはこれでLOVEでした。凄いセットだぁ…
合成映像合成音声で玄関応対すき

個人的に気に入ったのは、クソデカ・フロッピーディスク、服切断されて剥かれるとこ、脳髄くちゅくちゅ洗脳です。
風来のリヨナ

風来のリヨナ