NANCY

ユージュアル・サスペクツのNANCYのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
5.0
騙される騙されると言われながらも騙されてしまう脚本。
素晴らしい。
どんでん返しが有名で評価はかなり高い。
そのせいで余計に推理してしまい、誰が犯人(カイザー・ソゼ)であっても特に驚かないだろうなぁと思っていたけど、その騙し方が素晴らしく、本当に最後の最後までわからなかった。
現代では様々なサスペンスが生まれ続けていて、このような手法が使われている映画も多いので、そこまで驚きはしない人も多数いるだろうけど、1995年の映画でこのクオリティ、脚本、演技は素晴らしい。
カイザー・ソゼが誰であるか。
それが今作の謎だが、今作で暴かれたその正体は、本当にカイザー・ソゼなのか、それともただ名前を使っただけなのか、最後まで謎である。
もし今作でカイザー・ソゼと言われている人間がカイザー・ソゼではなかったとしても、それはそれでその人間、凄い。(笑)
シンプルなのに気づかない怖さ。
まさにサスペンス。
しかしサスペンスでここまでガッツリ騙されると逆に爽快だ。
文句なく満点をつけられる。
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