じょうパン

ユージュアル・サスペクツのじょうパンのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
3.6
面白くないとはならなかったけど、あんまりでした。どんでん返し映画ってどんでん返しとして紹介されているので、どうしても構えてしまいその結果大体予想がついてしまうので面白くなくなってるとこの映画に限らず思いました。

この作品のオチも私はキートンかマクマナスがカイザー・ソゼなんだろうなと分かってしまったので、オチを見てても「でしょうね」という感じであまりハマらなかった作品でした。
そもそも最初取り調べをしている警部と作中のほとんど取り調べをする警部がなんの前振りもなく急に変わったので、結局誰に対しての映画なんだろうと感じました。あと警部ちょっと感が悪すぎるかなぁ。
また作中全体の色のトーンがワイルドスピード1(決して侮辱はしてない)みたいで色のトーンが明るくてあまりハラハラしなかった。
またカメラワークだったりカメラの構図がキートンとマグナスにだけ以上に寄って撮られていて明らかなんか黒幕なんだろうなと分かったので、寄りの構図を多用しすぎるのもあまり良くないと思いました。
逆に良かった部分は最初の5人が並んでセリフを読み上げるシーンや宝石やお金を強奪するシーンなどは観ていてワクワクしました。またラストの歩き方が変わる演出は面白かったりラストは綺麗に収まっていて良かったです。ただチャイナの場所みたいな前でのやり取りするシーンは全く面白みを感じなかったです。

まとめです。
個人的にはあまり人にオススメできないかなと感じました。そもそもどんでん返し映画というのはラストの10分くらいしかほとんど取り柄がなく、いかにラストの10分にいくまでに退屈させずに観させられるかが重要だと思いますが、この作品は始まって20分くらいで退屈になりました。また編集のテンポ感が悪かったのも原因だと思います。
正直、何を伝えたいかがわからない映画した。
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