おらが春

叫のおらが春のネタバレレビュー・内容・結末

(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり心霊写真的な怖さがいいねJホラー。めっちゃおどろおどろしいメイクだったり、明らかに異形な形をしているわけじゃないのに、ただぼんやりそこにいるのが分かるだけで怖い。

「私は死んだ。だからあなたも死んでください。」ってキャッチコピー、なかなかめちゃくちゃ言ってるな!って印象だったけど、最後本当にそうなって変な笑いがでた。


色々と『回路』との共通点を感じる。
「それどうやって撮ってんの???」ってシーンのオンパレードだったし、最後はほぼ一緒だったようにさえ思う。
もしかして『回路』の役所広司は『叫』の役所広司だったのか....? 違うか....

赤い服の女性の恨みが「互いに気付いてたのに見捨てられた」ところからきているように、加害者→被害者への感情がそれと一致していくのがよく出来てるなぁ...って感じだった。
「あなただけ許してあげる」言葉通り、役所広司以外の人類は消え去ってしまったんだろうなぁ...


役者陣がめっちゃ良くて楽しかった。
まず小西真奈美と葉月里緒奈の美人さと浮世離れ感凄かったな。
あとめっちゃ若いオダギリジョーと加瀬亮でテンション上がった。時代を感じる。


黒沢清作品はものすごいな...
『降霊』も観てみたいな。
おらが春

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