せびたん

ヘルドライバーのせびたんのレビュー・感想・評価

ヘルドライバー(2010年製作の映画)
3.5
ジャケがかっこよすぎるし、ジャケのお姉さんが綺麗すぎる。しかも西村監督なので観るしかないと思いました。笑

途中でなかなか話が進まないけどちゃんと90分で終わるんかこれ?って思って確認したら117分!スプリットと同じやないかいっ!って、まあそこじゃないけど。
90分前後で終わるものと勝手に思い込んでました。けどおもしろかったから問題なし!

あらすじは…
完全にイッちゃってる殺人鬼姉弟リッカとヤスシは殺しては食べるを繰り返す。リッカの夫は命の危険を感じで娘キカ(ジャケのコ←タケノコみたいw)を連れてふたりの元から逃げ出していたが、見つかって殺されて食べられてしまう。その現場を見たキカもとらえられ、殺されそうになった瞬間、宇宙から飛来した何かがリッカの胸を直撃し、リッカの胸に大きな穴が開く。しかし死なないリッカ。娘キカの心臓を素手でえぐり出し、自分の胸に入れる。そして結晶化する。心臓を奪われたキカも死なずに結晶化。なんなんだこの母娘?という疑問に答えてはくれない。その後リッカの体から吹き出した黒煙が北海道と東北を覆い、そこから600万人のゾンビが産まれ、人間対ゾンビの血みどろの戦いの幕が開く!そしてそれはリッカとキカ、謎な母娘の命をかけた闘いの終わりの始まりでもあった!

ゾンビの造形がとてもよくて、観てて退屈しませんでした。
バトルシーンもめちゃおもしろかったです。花魁ゾンビのバトルとかありましたね。かっこよかったです。

東北と関東・信越との間に作られた壁によって、人間とゾンビの領域は隔てられているけれど、そのために日本の国力は弱り、しかもゾンビは厳密には死んでないからゾンビにも人権があると主張する勢力によってさらに弱る、というあたりも描かれてました。日本の映画にしてはスケールがデカい設定なのもおもしろかったです。近未来SFっぽい世界観でのバトルもの+絶え間なく流れるロックやポップスというのは「爆裂都市」へのオマージュですかね。

ここのキャスト一覧には出てないですが、亜紗美姐さんがちょい役で(斎藤工の姉役で)かっこいいアクションを披露してました。主演の原裕美子さんはモデルらしいのですが、アクションもそこそこよかったです。
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