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コララインとボタンの魔女のrumiのネタバレレビュー・内容・結末

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムで視聴。

これ系統の映画で視聴済みのものは「リメンバーミー」だが、どちらも私としては「コープスブライド」を超えない。という感想になる。
あまりにも私自身「コープスブライド」が好きすぎて、どうしても同じ系統であると比べてしまうのだ。

なぜコープスブライドを超えないかというと、私の個人的な好みとして、創作には救いが欲しいという軸がある。
この作品は魔女側への救いがない。
健気に料理をしたりなどして子供の気を引こうとする魔女の気持ちを、ただ悪者というだけでやっつけて終わり、というのが雑な作りだなと感じてしまう。
悪者にしたいのなら徹底的に悪者にしてほしい。
敵側に健気さを見せるなら、少しは救いのあるエンディングにしてほしい。
それが私のエゴで、無念さを感じる作品だからという理由になる。

そして、ライカの作品を続けて見たが、キャラ造形が不細工なことだけが本当に気になる…。
デフォルメで片付けられない不細工さだなと思ってしまった。
せっかくの魅力的なキャラクターがその見た目の悪さにより潰されている感が否めない…。

最後まで飽きずに見られた素敵な作品だからこそ、こういったマイナスの部分がどうしても目についてしまってこういった厳しいレビューになってしまった。気分を害した人がいたら申し訳ない。

ストーリーも世界観もカラフルでとても良い作りで、画面の完成度や緻密さでいうならティムバートンさんの作品より優れていると思う。
上記並べたものは自分のエゴな感想なので、作品自体の質はとても素晴らしい。
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