ねぎおSTOPWAR

砂の器のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
4.2
《あらためて書きます20201020》

もう何度目になるでしょうか。
やはり名作。
橋本忍さんの本は素晴らしい!
原作の映画化に際して橋本さんは悩んでいたそうですね。そして原作にはほんの少ししか記述のなかった親子の旅を軸に据えることを閃き、一気に出来上がったようです。
また、構造的には人形浄瑠璃なんですってね。
メインの芝居:親子の旅
上手の語り:丹波さんの推理
下手の音楽:「宿命」
いやあお見事!!


ひとつだけ・・・
「えっ!?」って気になったのは「宿命」の演奏時のピアノの向き。
カメラ的に仕方ないんでしょうが、グランドピアノは横位置が基本。なぜって反射板上げて弾くと会場に響くから。
それがねえ・・。
加藤剛さんの指揮もダサっ!
例えばハリウッドならこの辺もこだわりますよね。きちんと作る。

作品としてはそこ無視して鑑賞しました。全体には影響ありませんけど、残念ではあるなあ。