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ワン・プラス・ワンのKのレビュー・感想・評価

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)
4.0
ゴダールは、心を動かすのではなく、思考させる。

ローリング・ストーンズのレコーディングを撮るドキュメンタリー。ただそこには、ブラック・パワーが闘争の準備をしていたり、革命家がテレビ局からインタビューを受けていたり、ポルノ書店の店主が『わが闘争』を朗読していたり、政治的映像が挿入される。

その違和感は思考のきっかけになる。思考することは、映画を通して現実を発見すること。

どのゴダール作品も好きなのは、思考させてくれるからだ。
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