じゅん16g

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのじゅん16gのレビュー・感想・評価

4.0
9.11により父親を失ったアスペルガー症候群の少年オスカーが、父の遺品の中で見つけた『ある鍵』を持ってNY中を冒険する話。

鍵穴に該当すると思われる人にかたっぱしから会いに行き、出会った人々との触れ合いによってオスカーは励まされ、時に傷つき、真実に近づいて行くというような流れが非常に良かった。人によってはダラダラとして目的もよくわからないといった印象になるのかも。

このオスカー役の少年の演技が素晴らしくいい。他に映画には出ていないようだけど、『この時、この歳にしか出せない魅力』のようなものを感じた。