亡き父と会話をするかのようにアスペルガー症候群の息子が“探検”を続ける姿には胸が詰まる。時折、挿入される911当日の父からの電話が切ない。
父と息子の物語かと思いきや、終盤に突如として母と息子の物語になる。この展開に感動を覚える人もいれば、戸惑いを覚える人もいるかも。
青い花瓶から出てきた「鍵」が文字通り物語の鍵になるのかと思いきや、なんの意味も持たないという肩透かし。モノや形にこだわりすぎると、もっと近くにある大切なこと(周囲の愛)に気づけなくなるよ、というメッセージなのかな。
何度か観れば、より深く感じられるのかもしれないけど、個人的には一度できちんと伝わる映画が好み。