たつ

オール・ザ・キングスメンのたつのレビュー・感想・評価

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)
4.3
面白い。とある新聞記者は、地方の腐った政治を訴え選挙を行っているスタークという男のもとを訪ねた。スタークは落選するも徐々に人気を得始め、裏取引に手を染めながらも知事の地位に着く。

反権力を謳いながらも、人気を得て権威を得ると権威に染っていく。

メディアを活用し、メディアを権威で押さえ込め、施設部隊を雇う、抑圧的で独占的。注目を集めながらも、スタークの汚職が暴かれると、信頼を失うというのも、民衆の注目を得ることには成功してる。

最近の時事関係もあって、見るに至ったんですが、割とまんまな感じもします。都知事にはならなかったが、悪い形であれ注目は得てる訳ですな。

全て自分に関心を向けさせるために操作される。民主主義の負の側面ポピュリズムを描いた傑作
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