たつさんの映画レビュー・感想・評価

たつ

たつ

デモンズ3(1989年製作の映画)

3.8

おもしろかったです。フルチの映画のような支離滅裂感、何が面白いのかよく分からないけど絵面がとにかく面白い。それだけ

ルトガー・ハウアー/危険な愛(1973年製作の映画)

5.0

傑作。物語が進むにつれて「2年前」という字幕と、女を取っかえ引っ変え抱いているルトガー・ハウアーの姿が残酷に感じる。

奔放的で淫靡な2人の純愛、それを支えるのは彼女の父だけ。
死ぬほど愛し合って、急
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傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

4.0

面白いけど、ひとつの映画としてのエピソードを作る気がサラサラない気がしましたん

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.7

面白かったです。ご都合主義的に動き始める不都合な死のギミック。

管理体制甘すぎるだろ!とツッコミたくなる都合の良さだが、都合の良さゆえの不都合。

地の群れ(1970年製作の映画)

4.5

面白い。原爆の落とされた長崎、被爆者部落と被差別部落、朝鮮と日本、米国と日本、被害と加害の互換性が上手く描かれている。

部落差別が根深いムラ社会の不快感と、差別されたものたちの逆襲の恐怖。差別を受け
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ナイト・タイド(1961年製作の映画)

4.0

彼女は人魚かもしれないという疑心暗鬼から、見えないものを信じなかったデニス・ホッパーがどんどん嘘と思いながらも恐怖に狼狽えていく映画。

結末がよくわかんなかったかも

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

面白い。愛され庇護される息子としての同一性を捨て、自由に飛びまわるスパイダーマンとして生きる。

別次元のスパイダーマンのコミュニティは犠牲を伴う。自由を抑圧されるならば、責任よりも庇護を望む。家族と
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.1

面白い。個人の病による死の恐怖は、これから生きてゆく他者が慮ることは難しい。そして死に怯えるよりも生を楽しむことが出来るのか。

死を占われた女性が病の恐怖に脅えながらも2時間を過ごす。街を見てみるほ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.5

初アニエス・ヴァルダ。明るいけれど怖くて厭、1度嫌な展開になるとラストまで恐怖に包まれていく。可愛らしい妻と子供2人を持つ幸せな夫が愛人を作ってしまう。

家庭も愛人も愛する男は「幸せ」だけれど、その
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クリープショー(1982年製作の映画)

3.9

面白かったです。PG12ぐらいの抑え目なホラーですけど、お化け屋敷的な魑魅魍魎感がなんだか楽しい。復讐心と悔いと好奇心で蘇るゾンビや怪物。

オムニバス形式でいちばん面白かったのはおそらく潮の話。何か
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ルチオ・フルチのクロック(1989年製作の映画)

4.0

フルチにしてはゴアをかなり抑えて、ドントブリーズ的なことをやってる。ファニーゲームっぽくもある

懲罰大陸★USA(1971年製作の映画)

4.9

傑作。ベトナム戦争に際し反戦や革命を扇動するものに罰を与える地が設けられた米国を描くモキュメンタリー。戦争へ暴力の行使者となるか、戦争に反対し暴力の被害者となるか。

暴力で原住民を追い出し、暴力で奴
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アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

4.3

話は単純だが濃密で惨い。オリジナルに比べ話は一直線で分かりやすくなってる。更に言えばマルクスの傲慢と自己中がより直接的に感じる。

アレックスがレイプされ、暴力として発散せねば落ち着かない。オリジナル
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.1

超ダサくて最高。丈の短いTシャツにジーパン、モサモサの髪にデカ眼鏡、虐められるけど全然暗くなくて面白い。

2人の友達とずっと一緒にいて、アクティブな転校生の友達を遠目に見てる感じもなんかウケる。いざ
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その女を殺せ(1952年製作の映画)

4.2

電車という密室で殺し屋から狙われたマフィアの幹部の妻を守り抜くという話のベースがかなりジョジョ5部に似てる。

不遜な態度のマフィアの夫人と、殺し屋に狙われながらも夫人を守るように動く警官。ラストあた
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マジェスティック(1974年製作の映画)

4.1

スイカ農家のブロンソン、人手不足のために移民を雇うが、犯罪組織に邪魔される。脅されたために反撃したら、逮捕されてしまう。

ただスイカを収穫したい農家のおじさんが、めちゃくちゃ強くてボコボコにされてし
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生血を吸う女(1961年製作の映画)

4.6

超面白い。霧が立ち込めるオランダの風車町、風車が回ることによって動き出す蝋人形の館に住む教授と病気の娘。娘は定期的に血を入れ替えなければ息絶えてしまう

死んだと思った娘が蘇り、教授は何かを隠している
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.7

悪魔の存在証明していく話かと思ったら全然違ってあまり面白くなかったです。つまらなくもないんですけど。

やっぱり死霊館シリーズ飽きてしまうなという印象

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

成人女性の肉体に赤子の脳。子供として実験体として管理される牢獄から世界へ飛び出てみると、そこは女性として人間として金や愛や礼儀に生き方を縛られる。

『籠の中の乙女』のように犬歯を抜いて外に出てみても
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.5

傑作。映画によって夢を作られ、抑圧された家庭から抜け出てみる。望んだものから落ちてき望まない結果に陥る。家庭も愛も夢も望めば望むほどに叶わなかった時の代償が大きい。

ハリウッドという夢の舞台が夢であ
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デッドロック II(2006年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ見やすい。ロシアの刑務所で開かれる地下格大会の絶対王者アドキンス。マイケル・ジェイ・ホワイトは麻薬所持の疑いで刑務所に入れられる。

老人とムキムキの黒人ボクサーのバディ物だけど、ストーリ
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ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

4.2

医療機器の開発を行う役所広司、ある日ドッペルゲンガーに出会う。自分の代わりに暴れるこいつと共に開発を成功させることが出来るのか。

開発の終えた人工人体に、ユースケサンタマリアも柄本明も役所広司も欲と
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大菩薩峠(1966年製作の映画)

4.2

ギラギラした眼光でふらふら動いて斬りつける仲代達矢。裏切りと騙しで死神のよう。それと対象的な三船敏郎。

雪の降る中での剣戟、深い黒色な影と白色の雪のコントラストが凄く映えてる。殺陣がカッコよすぎる

モデル連続殺人!(1963年製作の映画)

4.1

面白い。が殺し方がスタイリッシュな訳では無い。とにかく赤青照明と、霧立ち込める妖艶な雰囲気。血の量はかなり少ないジャッロ。

顔を隠した黒い殺人鬼。1番良かったのは浴槽で目がガン開きのまま死んだ女、な
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スリザー(2006年製作の映画)

4.2

キモナメクジ侵略映画。面白い。口から侵入し寄生してくるナメクジ。誰が寄生してるかという疑心暗鬼ではなく、ひたすら寄生した人や動物やナメクジが襲ってくるというしつこさ。

夫が寄生されイカの化け物みたい
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

ちょっと不思議でちょっとおかしい東京の日常。日常を支える職業種への僅かな蔑みや、エキゾチックな日本、日常のルーティンワークが映し出される。

銭湯、清潔なトイレ、トイレの多様性、神社に路上飲酒。東京っ
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肉弾(1968年製作の映画)

4.7

超面白い。俺は牛でも豚でも神でもない、ただの弾である。特攻隊として自身の命を捨てて敵に突撃する。終戦間近だが地獄に感じないほどコメディチック。風俗に行ったらおばさんが出てくるという現代にも通ずる喜劇。>>続きを読む

エルマー・ガントリー/魅せられた男(1960年製作の映画)

4.2

口達者なセールスマンに宗教を操作されるという、信仰心の厚さとそれに相反するように宗教団体の虚ろが露呈されていく

死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.2

ゾンビによって人類は地下に追い込まれた世界、ゾンビを滅しようとする軍隊とゾンビを手懐けようとする科学者が対立。

全てを手中に収めようとする人類の傲慢さ、バブは支配されたゾンビ。知性と暴力、不条理は許
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食人帝国(1980年製作の映画)

4.1

突如として都会で毒吹き矢によって殺された通行人、死んだ彼らと同じ宗教のメンバーで行方不明になった姉を妹が探しに行く。そして姉はニューギニアで食人族からカルト宗教を守る部族の元にいた。

文明を嫌悪する
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バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)

4.1

恋人を事故で亡くしたため、親の働く軍事施設に潜入し恋人を甦らせる。大量のゾンビが出る前作とは異なり、恋人がゾンビになってしまうというミニマム感。

全く怖くは無いけれど、ゾンビビジュアルがとにかく良い
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マニアック(1980年製作の映画)

4.2

脂の乗った汗臭い男が女を捕まえて頭皮を剥ぐ。マネキンだらけの部屋で、女性を襲っては皮をマネキンに被せる変態マザコン。変態だけどコミュ力高い

とにかく血と飛び散る肉片が素晴らしい。流石トム・サヴィーニ
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LOFT ロフト(2005年製作の映画)

4.3

とても面白い。上司のすすめで洋館に引っ越した小説家、隣の研究所でミイラを研究していることが分かり、恐怖の災禍へ巻き込まれる。

そのミイラは誰なのか、なぜ私の前に現れるのか。目を離すと消えて、目を移す
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メキシコ万歳(1979年製作の映画)

4.2

植民地支配以前のメキシコと、スペインに植民地化されたメキシコ。生も死もカーニバルとなっていくメキシコの未来とは。

サボテンを十字架に担ぐキリストと、牛を剣で滅多刺しにする描写など酷く強烈。死をも笑う
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