当時、アラサーは全員学校で上体を反らせてマトリックスごっこをしていた。
中学生の妄想みたいなのをここまで具現化したのはすごい。難解そうだけど別に大したことない設定とか。意味ありそう風だけど、蛇足にしか思えん小道具の多さとか。
話だけだと全然一般受けしなそうだが、やはりアクション。今見ると流石に古臭いが、どこを切り取ってもマトリックス印なのが、これを特別な映画にしている。
そして仮想現実を舞台にしたことで、シチュエーションに一貫性が無くても良いのもズルい。カッコいい設定を盛り込みまくってる感じ。
主人公が努力も工夫もしてないのに万事うまくいったり、最後くだらない恋愛要素で解決したりと気に入らない所も多いが憎めない。
ウォシャウスキー兄弟のお兄さんが性転換手術して、姉弟になったのまでは知っていたが、最近、弟も性転換してウォシャウスキー姉妹になったらしい。弟はゴリゴリのおっさんだったのに、分からんもんだ。