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ジャージの二人のmylifeのレビュー・感想・評価

ジャージの二人(2008年製作の映画)
3.8
「ジャージの二人」を再鑑賞してみた。2008年の映画。当時に観て以来の2度目となる。一度観ているとは言え内容は全くもって覚えていない。キッパリ。

覚えていたのは緩いテンポの映画。そして、堺雅人とシーナ&ロケッツのギタリスト鮎川誠が共演していたと言うコトのみ。監督は中村義洋と言うのも知っているけど。

そういや、真夏の時期やったのね。避暑地である北軽井沢に出かける二人。肝心なトコロやけど二人は親子。うん、全くもって記憶から消えていた。だって、親子には見えへんし。父親は息子の事を『キミ』と呼ぶ不思議な親子関係。年の離れた友達のような雰囲気で仲は良さそうには映る。

さてと、ジャージに着替えるだけやのにスローにせんでもええやん。って思うが、もしかしたらココが最大の見せ場だったりして…なんて考えてしまったり。

と言うか、二人ともジャージのサイズいけるんやね。小学校のジャージやろうけど。鮎川誠なんかは割りと高身長やと思うけどね。まぁ、いいか。そんな細かいコトを気にしなくても。

北軽井沢に来た人が寒がる様子を待っている鮎川誠。ジャージを着せたい意図はよく分からへんけど妙にオモロイ。なんかこう、鮎川誠の独特な台詞回しが癖になるように引き寄せられてしまう。

特に大きな動きや派手さは無いが緩いスローテンポが心地好い作品。家族の問題は抱えたままやけど嫌いにはなれないテイストではあった。実は2度目の方が楽しめたのだ。

大楠道代の個性も、このテンポには良く合う感じ。DVDのパッケージにタイトル以外で気になるメッセージのような言葉が書いてあったので紹介したい。

そのワードが『和小』。本作ではかなりの頻度で登場してくる。今は覚えているが読み方を忘れてしまう確率は相当なものだ。普通には読めないからね。
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