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ジャコ萬と鉄のメッシのレビュー・感想・評価

ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)
3.8
戦後まもない北海道のニシン漁に集う男達の話。
まぁ兎に角荒々しく魅力的な映画。高倉健史上指折りのナイスガイ。高倉健演じる鉄はどんな人間でも惚れてしまうんではないだろうか。鉄が発揮するキャプテンシー、腕っぷし、笑顔、ユーモアが抜群にいい。それでいて女には弱い。嫌味のない人の良さと責任感と若き高倉健の見た目の良さとのマッチングが素晴らしい。荒々しいニシン漁の猛者達を牽引する格好良さ。家族を想うさりげない優しさ。
対する丹波哲郎扮するマタギのジャコ萬のイケメンっぷり。見た目がかっこよ過ぎ!何故かニシン漁を邪魔する事に命を懸けている不可思議さも含めて熱い。そんな高倉健と丹波哲郎が対決するのだから面白い!間違いない。
まぶし過ぎる高倉健についに白旗をあげる丹波哲郎もいいし、嫌味のない去り際を見せる高倉健が更に格好良さを上回る。ラスト振られるその後の高倉健の原型ともなってるのか?さらりと振られる様もかっこいい。
ニシンそばが食いたくなった。
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