【午前十時の映画祭 その6】
“は〜い、ここ試験に出ますよ〜🎓”
スターウォーズファンの必修科目!
黒澤明監督を敬愛するジョージ・ルーカス監督が、この作品からインスパイアされSWを制作したのは有名な話。
かつて一度だけ地上波放送で観たことがありますが、スクリーンでは初鑑賞。
ワイドスクリーンで繰り広げられるハラハラドキドキの冒険活劇を大いに楽しみました。
時は戦国時代
隣国(帝国軍)に敗れた国(共和国軍)の侍大将真壁が、お世継ぎの雪姫(レイア姫)と二人の農民、太平と又七(C3-POとR2-D2)を引き連れて、お家再興を目指し軍資金とともに敵陣から逃れる姿を描いた時代(Jedi)劇です。
太平と又七の凸凹コンビのやり取りが楽しい。
彼らが狂言回しとなり黒澤作品としては思いっきりエンタメに振り切っていて誰もが楽しめる作品だと思います。
さらに真壁を演じる三船敏郎がとにかくカッコイイ。
馬(スピーダー)に跨がり、そのまま刀(ライトセーバー)を八双に構え、敵(ストームトルーパー)を撫で斬りにするシーンはこの作品一番の見所。
加えて黒澤作品の常連、志村喬の登場による安心感たるや…
そしてなんと言っても本作の見どころは雪姫を演じた上原美佐
その凛とした佇まいと、眼力の強さで男勝りの雪姫の強烈なキャラクターを観るものの胸に刻みつけます。
黒澤監督が雪姫を演じるのは彼女しかいないと、演技経験が無いにも関わらず大抜擢、「徳川家の孫娘」という噂もさもありなん。
キャリー・フィッシャーがレイア姫に選ばれた理由も、いいところの娘で他人に命令をすることに慣れているからということに通じるところがあってとても興味深い。
ラストシーンはそのままSW/ep4のラストシーンヘ🏅
残念ながら主演4人は既に他界されていますが、その魂はしっかりとSWに受け継がれ、今も多くの人を楽しませてくれています。
黒澤明監督とジョージ・ルーカス監督
二人の巨匠に感謝!
p.s.
なんか、SWのレビューみたいになってしまいましたw