natsu

メリダとおそろしの森のnatsuのネタバレレビュー・内容・結末

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

いつの日か観なければと思い、ついに鑑賞。
大島優子感はある。
全体的におそろしの森というだけあり、やや怖め。
ピクサー初の人間のプリンセス主人公作品。

弓矢が得意なメリダが年頃になり、政略結婚させられそうになるお話し。テーマ母娘。
候補である3人の王子はパッとしない。
メリダは結婚を拒否し、言いつけを守るよう強く言う母と対立。
言い争いをして城を飛び出したメリダは、森に迷い込み、
鬼火に導かれて魔女の家に辿り着く。
魔女に母を変えてほしいと願うと、ケーキを渡され、
それを食べた母は熊になってしまう。

メリダは考えをあらためて欲しかっただけなのにと後悔し、
熊狩りを生業としている国王達から母を守る為に再び森へ。
魔女は屋敷におらず、2度目の朝を迎えると永遠に熊のままだと知る。

何とか森で一晩過ごすが、母は時折心まで熊になってしまう。
家で喧嘩の際に裂いてしまったタペストリーを繋げば良いと気付き、再度城へ戻るが、母が見つかりまた森へ追われる。

すると、父の過去の敵である別の大きな熊が現れ、メリダを襲おうとする。
この熊も元は一国の王子だったが、力に目が眩み、熊になってしまったのだ。
メリダを救おうと母が闘い、勝利。
熊の命が尽きると、鬼火になった。
鬼火は亡くなった王子達の魂だったのだ。

期限の朝を迎える際に、ギリギリのところで母は元の姿に戻り、親子の絆が戻り、めでたし。

政略結婚も、自らが選ぶ人と結婚するべきと
伝統を破り、花婿候補だった王子達は国へ帰った。

心まで熊になってしまう母がメリダを傷つけてしまい怯えるのが辛かった。
下手したら国王は最愛の妻を手にかけてしまっていたかと思うと恐ろしい。
あと個人的にこんなに横柄で話を聞かない父も嫌だ。国王達みんな苦手。

メリダの最後のナレーションが残る。
"運命は私たちの中にある、それを見つめる勇気を持てば良いだけだ"

エンドロール後に木彫りが届く。
それにしても、三つ子坊ちゃん達は熊の姿が似合う。
旦那は観たことがあるらしく、横で爆睡かと思いきや、うなされていたので
多分熊に追われてた。
natsu

natsu