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メリダとおそろしの森のペジオのレビュー・感想・評価

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)
2.9
ピクサー作品の中でもなんか影の薄い一本
前情報一切無しで観たせいか、中盤の展開でそういう話だったのねと(何故ここまで隠すのだろう。まあ公式がそういう態度ならそれに準ずるが。)

散りばめられた「THEディズニー」っぽいクリシェ(プリンセス、魔女など)は、そのシチュエーションからの「外し」が目的だろう
分かりやすい恋愛や悪役がないことで「少女の等身大の成長」要素が際立っていた
ただ、そのせいか「作り込まれたお話」感が若干薄い(僕がピクサーに一番求めている要素だったりする。)
結局は母娘の確執に「娘の思春期」以上の理由が無いので結構ベタに解決する…母親を守ろうとしている時点で「ただの良い子」ってバレてしまっているというか
なんでしょうか…ちょっと弄ればサンダンス映画祭とかで出品されてるインディーズ系の実写映画になるというか
ファンタジー要素の配分とか、「絆を紡ぐ」の実はそのまんまなオチとかもそれっぽいかも

クライマックスの「その子から離れなさい、このビッチ!(ビッチじゃねーけど)」なバトルは母親のどうしようもない愛が迸っていて正直燃えた…がもうちょっと決着にこだわって欲しかった気もする

ピクサー作品の中では一番人間の肌が映る…一番ベタに「エチエチ」な作品でもある(モーディの乳へのこだわりを感じたよ。)
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