テークテック

ショーシャンクの空にのテークテックのネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

 妻と愛人殺しの罪で終身刑になった銀行員が収監された刑務所での人間関係を築きながら希望を持ち続けるヒューマンドラマ。

 銀行員のアンディがワルに痛めつけられながら徐々に周りの囚人たちと関係を築き、図書館を立て脱走に成功するのはまさにシンデレラストーリー。
脱出の方法なんかは非現実的と思いつつも見ててスカッとさせられた。
 
アンディーがコインの表ならば、50年いた刑務所を仮釈放できたばかりに自殺を選んでしまったブルックスはコインの裏といったところか。
過酷なはずの刑務所生活も彼にとっては居場所になっていたわけで。
調達屋のレッドが同じ道を辿りかねなかったところからもいかに外での生活への復帰が難しいのかがわかる。
外の生活に「希望」が持てるかで同じ結果にもこうも結末が変わってしまうのかと思わされた。


30年近く前の映画だが、映像の古臭さは全く感じず(リマスターしたのかな)内容も「希望」や「自由」と言った現代にも通じる重要なテーマになっている。
名作と呼ばれている映画には理由があり、ハズレの確率は限りなく低いと実感した。
昔の映画は見る気しねーって人もとりあえず1度は見てみてることをすすめる。