冒頭から切ない…切なすぎる…
感情的なティモシー・ボンドだから魅せられる本作。世界や祖国のためではなく友人のために立ち上がるボンドの復讐劇です。悼みを知る彼だからこその怒り。『女王陛下の007』を観てからの鑑賞をオススメします。
今作の彼は、怒りでどうしようもない中にも品を感じ、スマートとは言えないけど紳士的。前作の武骨感からはちょっと脱しました。それでもハードでタフなボンド像は今までにない感じ。(ダニエル・ボンドにちょっと近い感じかな)少数派かもしれませんが私、ティモシー・ボンドが好きです♡でも、今作は前作より好感度低めかな。
硬派でマジメな彼が好みな私には仕事のために色気も使うところに男のズルさを感じてしまう。そう思いつつも、仕事も女性もスマートに扱うのが『007の醍醐味』だよなと妙に納得してしまったり。
冒頭のプレゼントが最後に活きます。あのシーンは本当にカッコイイ‼︎
サメもいい味出してるんだけど、こんなにサメの展開ばかりだと「今回も来たかっ‼︎」とシリアスなシーンなのに笑いに変わる。伝統芸ではあるんですけどね。
あのミンチシーンには身体が痛みました。絶対挟まれたくないぞ!
ラストは「あれ?ラブロマンスでも観てたかな⁇」ってくらい甘いシーンがありますよ。やっぱりティモシー・ボンドは女子ウケが良さそうな気がします。
今作のQじぃちゃんはシリーズ最強級に可愛いぞ‼︎『お掃除おじぃ通信をする』のシーンは夜中に悶えた♡Qじぃの老化が進む度キュンキュン度が上がる私は変態だろうか…(-_-)
個人的には結構好きな一作でした。
007は大人の事情が多すぎますね。もっと彼のボンドを追いかけたかったぞ〜‼︎
次はいよいよブロスナン・ボンド。私の1stボンドですが記憶にないのでほぼ初見‼︎さぁ、完走に向けてもうちょい走ります‼︎