キモサベ

海の上のピアニストのキモサベのレビュー・感想・評価

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
3.3
『回想映画』・・・そんな呼び方があるかどうか知りませんが、その中でも一級品の仕上がりだと思いました
と同時に、同じく回想映画の“最高峰”である「タイタニック」(97年)が頭をよぎりました
・・・同じ“海”つながりの映画だったからでしょか?

さて感想です
回想の出来映えが実によいです
楽器屋に始まり、楽器屋に終わる
そして同じ船で一つの時代を共にしたバンドのメンバーが一人の男の生きざま(いや、“死にざま”と言っても良いかもしれません)を語っていきます

主人公の1900(ナインティーンハンドレッド)の境遇、幸せだったのか?不幸せだったのか?
そんなこと、誰にもわかりません
それでいいと思います
『こんなピアニストがいたんだってさ』・・・と、昔話のように語り継がれてゆかれれば、それが1900には“幸せ”なのかもしれませんね

【追伸】
それにしても、楽器屋の店主
『あんた、いいオヤジさんだ』
キモサベ

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