借りぐらしのコブレッティ

銀河鉄道999の借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

銀河鉄道999(1979年製作の映画)
3.6
りんたろう監督作品。人気アニメシリーズ「銀河鉄道999」の劇場版。考えてみれば「クイーンエメラルダス」「キャプテンハーロック」も登場と今流行りのユニバース化を先駆けてやっていてさすがです。チビが美人をパートナーにするっていうのが松本零士先生の潜在的な欲望を漫画化していて興味深い。格差社会や永遠に生きるのは幸せなのか?と現代でも通じるテーマ性が見事ですね。
あと個人的にゴダイゴの「ギャラクシーエキスプレス999」は本作のエンディングにかかるのですが物語と歌詞がリンクしていて素晴らしいです。それでもTV版のテーマ曲、ささきいさおが歌う「銀河鉄道999」の方をオススメしたい。凄く旅情感があって渋いのとサビのコーラスが凄く素敵ですので聞いてみて下さい。
私だったら停車駅の惑星が怖くて駅構内から出ないですね…駅弁と本だけ買って食堂車で1日過ごしますね。氷の惑星だけど魚を氷漬けしたスケートリンク思い出しちゃいました…。
少年の成長物語でしたけど、アンドロメダに行き機械化する奴らを潰すというのはやっぱり少年らしい危うさを感じたりもしました。