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銀河鉄道999のsumiccoのレビュー・感想・評価

銀河鉄道999(1979年製作の映画)
3.4
いやいやいや…

なにこの衝撃。

30年前に
テレビの再放送で
何十話かは観てるんですよ。
そして好きでした。

だからこそ
30年後の再視聴で残ったこの気持ちを
どうしていいのかわからない…(笑)


原作・松本零士のアニメ
”銀河鉄道999”を2時間ちょっとに
ぎゅっと凝縮した劇場版です。

主人公の星野鉄郎が
メーテルと銀河鉄道に乗り込むところから
最後に銀河鉄道を見送るところまで
まとめてくれています。

多くのエピソードが零れ落ちているため
ファンには物足りないとは思うんですが
ダイジェスト劇場版としては
キャラクターごとの尺も
しっかり分割できたほうじゃないかなと。


ただ…

30年前は幼かったからなのか
それとも
時代が時代だったからなのか
違和感なく受け入れていた設定の数々が
今は気になって仕方がないんです。

劇場版では
鉄郎の年齢は15歳ぐらいに
引き上げられているそうですが
もともと推定10歳だそうで。

そしてメーテルの正体が
メーテルの言ったとおりだとするならば
ちょっとびっくりすぎる展開で。

いやいやいや…(笑)


評価がすごく難しいです。
まとめかたとしてはかなり優秀ですが
気持ち的にどうしても受け入れられない(笑)

それと
画が古いのは仕方がないにしろ
鉄郎の自分自身の
人間の機械化なんて間違っていると思うから
機械化を願う人々が集う星なんて
壊滅させてしまおうという
自己中心的が過ぎる考え方も気に入らず。

昭和の名作として
個人的アーカイブ行きの一本になりました。
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