まめだいふく

ボーン・レガシーのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)
3.0
 「我々は人の益になる 非道徳的な人間なのだ」

 ボーンシリーズのスピンオフ。時間軸では『アルティメイタム』あたり。みんなが「ボーンはどこだ?」と騒いでいる裏でも、いろいろ大変なことが起こっていたという。

 本シリーズとはテイストが違うけれど、この差別化は間違ってはいないと思う。本作の主人公もジェイソン・ボーンと同じように記憶がない人物だったら、単に同じことの繰り返しになってしまうし。
 というわけで、あくまでスピンオフ作だと割り切って鑑賞すれば、内容は悪くはない。ジェレミー・レナーのアクションも見ごたえあるし。
 ただ、ちょっと長すぎかな。序盤は話があっち行ったりこっち行ったりでなかなかまとまらないし、若干だらける。
 あと、No.3とは1対1の格闘で勝負してほしかったな。

 ボーンシリーズ制覇に当たって、本作は観ても観なくてもどっちでもいい作品だけれど、もし今後、ジェイソン・ボーンの最新作が製作されることとなり、その中で本作の主人公アーロンとジェイソン・ボーンがついに出会う……なんてことになったら、本作の価値や必要性も上がるのではないだろうか。

 余談だけれどレイチェル・ワイズは白衣が似合う。
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