ダミアン君に恋してる

悪魔の手毬唄のダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)
3.0
石坂浩二の金田一耕助シリーズ第2弾*☆

むんぅ…!? なんか話が難しかったぞ…?途中まで何喋ってるか理解できなかった。登場人物の名前がたくさん出てくるんだけど…誰が誰でどんな関係なのかさっぱり掴めず。「あれっ?これ日本語の映画だよネェ…?」ってなった!

石坂浩二やっぱいいなぁ〜♪いい具合の空気感。なにか会話する時の相槌がポワーンとしてて「へぇ〜ぇ〜そうなんですねぇ〜ぇ〜」っていう言い方、ねぇ…ホントに聞いてる?って言いたくなっちゃうくらいw あの絶妙なテンポ好きだなぁ〜♡

あとお決まりの頭を掻いてフケちゃんお出ましになるシーンもウケるよね。お風呂にはちゃんと入ってたし、なんでフケが落ちるんだろ?体質かなぁ…?謎を解くために頭を使いすぎて人の何十倍も代謝が良くなるからかも?

前作と髪型変わったよね?前回は茶髪だった気がするんだけど…今回から黒髪でボリューミーなボサボサ具合になってた。シーンの度に寝癖みたいにあちこち飛び回る毛先に釘づけ。ルックス全く気にしない感じが天才っぽい!

石坂浩二 演ずる金田一耕助の人物像がとても気に入ってしまったので、ストーリーは二の次になってしまっている。

彼って顔も可愛らしいつくりをしてるけど、声色も素敵よね♡ナレーション向きのいい声!その声に気を取られ続けた2時間24分だった。あっし声フェチなんですゎ。。

あ、そうそう忘れちゃなんねぇ!若山富三郎殿が出演されておりましたな!勝新にぃちゃんにソックリじゃなっ!オラびっくり!モノマネ大会出たら絶対優勝できると思う。声も仕草も一緒で兄弟だなぁ〜ってつくづく思わせてくれた。にぃちゃんの刑事キャラが濃くて、若干主役を食ってしまっている気がする。

話の内容というよりもキャストで楽しんだ感がある。しかしグロテスクな死体や日本の怪談話を彷彿とさせる気味の悪さなどはやはりお手の物だった。

童謡が絡むとなぜか怖い…これは潜在的なものなのかもしれない。


「金田一さん、今度の事件もお願いしますよ。」