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修道女のaoのネタバレレビュー・内容・結末

修道女(1966年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

三姉妹の末娘が自分の意思に反して修道院にいれられる。姉たちとは父親が違い、それを知る母から忌み嫌われ、枠に収まりきらない性格から一つ目の修道院では院長から恐れられ虐待を受ける。二つ目の院では、院長に好かれ過ぎてしまい、苦しむ。同じ境遇の神父と逃げ出すも、どこにも馴染めるところがなく、最後に自ら命を断つ。

従順に従う、長いものに巻かれるものが勝つみたいな時代にそぐわないエネルギーのある少女の、枠からはみ出してしまう苦しみや悲しみがずっと伝わってきた。希望というものを最後まで信じるものは幸せで、信じることをやめたものは不幸になってしまう。
最後、自ら命を断つ時に、祈った彼女に祈りを捧げたいと思った。
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