あか

サクリファイスのあかのレビュー・感想・評価

サクリファイス(1986年製作の映画)
3.3
やっぱり、相変わらず静かで、長い長いタルコフスキー映画。1.5倍速という邪道な方法で鑑賞したけれど、全く違和感を感じなかった。
サクリファイスは、ブツブツと哲学的な小難しい事を喋り続ける会話やモノローグが多かったと思う。

タルコフスキーの映画は、観ている間より観た後考える時間の方が個人的には楽しい。

この映画をまとめると、
ブツブツと小難しいことしか言わないで何もできないおっちゃん。差し迫る世界崩壊と、家族への愛のために本気出してサクリファイス(犠牲)を実行するおっちゃん。おっちゃん狂う。(150分間)

主人公がとった行為とは、主人公にとっては正当化されてて、救いになってるのだろう....
神や何かを信じ、願うことで救うことができるのか?
誰からも理解出来ない強い心、言葉や倫理感を超えた、我が身を殉する行為(サクリファイス)こそが至高の存在であるのか...
とか考察してみた。
あか

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