サクリファイスの作品情報・感想・評価

「サクリファイス」に投稿された感想・評価

芸術家は孤独な存在だとは思いますが己が秘めた胸の内を作品として表現し世に送り出すからには批判されても当然でしょう、しかしながら個々の感性や想いを他人が理解できるはずもなく見当違いの眼差しと評論が待ち受ける。ニーチェの言葉【神は死んだ】を引用してる辺りから本作は世論の顔色を伺いながら動向を変える卑しき捕食者に対してのアンチテーゼ的なメッセージが発信されてると想像したけれども鑑賞後には私の想像が間違ってた事に気付かされた。視覚から知覚へと伝搬し右脳を揺さぶってくるタルコフスキー監督に理解してもらえない「もどかしさ」などという感情は存在しない達観しているのだから。誰も到達できなかった人外の領域に足を踏み入れた彼は神の元へと昇華していったのでしょう。
ゴマ

ゴマの感想・評価

4.5
映画詩人タルコフスキーの遺作。
タルコフスキーのソ連からの亡命後の監督作品二作目にあたる。俳優はスウェーデンの俳優を起用している。スウェーデンというとイングマール・ベルイマン監督が有名だがタルコフスキー自身最も尊敬する映画監督がイングマール・ベルイマンだそうでタルコフスキーの映画オールタイムベストにはベルイマン作品が三作品も入っていていかにタルコフスキーがベルイマンに影響を受けてきたかがうかがえる。ところでサクリファイスの主人公のアレクサンドルって名前はベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」の主人公の少年の名前からちょっと変えて拝借しているんだろうか?
一連のタルコフスキー作品にみられる水、水滴、水の滴る音、空中浮遊、風の音、そして炎、といった詩的映像表現がこの作品も炸裂していて最後までこの詩的表現を貫いていてやはりこの人は映画的手法を駆使して詩を表現していた人だったなあと・・・・また見たい傑作
タルコフスキーの遺作。持てるものすべてを犠牲にささげ、愛する人々を救って欲しいと神に祈る。病と闘いながら撮影を続けたタルコフスキーが、息子に伝えたかった想いがこの映画に託されているように思う。誠実さ、献身、慎ましさ。イコン画の生命の樹が示す、生と死のメタファーを通し、生命の環のなかで如何に生きるべきかを提示している。
東区P

東区Pの感想・評価

5.0
最初に言っておくと全く面白くありません。

面白くない理由としてはいくつか考えられます。
1つは娯楽映画ではないため。
美術館に絵画を見に行ったり、オーケストラで音楽を聴いたりしたとき感動したりすることはあると思いますが、この絵画面白い!と感じる人はほぼいないでしょう。
それと同じでこの映画は娯楽の為に作られたのではなく1つの芸術として作られているため面白い!と感じることはないです。

2つはこの映画を1回観ただけでは理解できない部分が多くあるためです。
背景に宗教的なことを暗喩している部分が多く無宗教の人は頭に「?」を浮かべてしまうでしょう。実際に私もどういうこと?と思うシーンが多くありました。

ですがこの映画は知れば知るほど魅力的です。映像の撮り方、使われる音楽、演技その全てが綺麗に絡み合って「サクリファイス」という芸術になっています。

初めて観る方はインターネットの解説等を参考にしながら観ることをオススメします。

新しい映画の見かたを教えてくれたこの作品に☆5をつけます。
dodo

dodoの感想・評価

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レビューを書こうとして、書けずにいる。
他の人の絶賛レビューが、多い中、なんとも言えぬ気持ちでいる。
交わされるあの無駄とも思える不毛な会話。
意味と無意味のちょうど真ん中にいる気分。 
多分またみてしまうだろう。
Lostlion

Lostlionの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までなにかの美術作品を観ているような映像に感じた。
人が動き回る順番、構図から些細な音や台詞までに想いを感じる。
サクリファイス、それは一見すれば自己満足のように見えるかもしれないけれど、彼の決断を頭ごなしに理解不能ということはできない。家に火をつけ、語ることをやめる、それが彼の神に対するサクリファイスであり、そんなことを思いもしてない愛する人のためのサクリファイスなのだ。

柳田さんの息子さんのことを思い出した。

「死は存在しない あるのは死への恐怖だけだ。」なるほど。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0
‪「サクリファイス」‬
この映画はタルコフスキーの中で個人的に最も退屈な作品の1つだった!詩的会話や映像は彼の作品の中でもダントツと言っていいかわからないが、非常に長けていた!‪彼の遺作にしてスウェーデンで撮影した傑作。物語とキャラ設定が面白く、核戦争、魔女、話せない子供…一面緑の島に佇む一軒屋と象徴する一本の木。まるで別の宇宙を見るかの様な自然風景と燃える建物は明星の如く…脳内に焼き付く映画史上最高のワンカットが本作の終わりに訪れる‬。
lala

lalaの感想・評価

3.0
惑星ソラリス、ノスタルジアに続いて鑑賞。相変わらず映像素晴らしい。お部屋可愛い。でもこの作品はちょっと苦手かも。かったるくて眠かった。
お湯

お湯の感想・評価

3.5
数ヶ月前に見て、ストーリーはほぼ忘れているが、お家が全焼してるシーンと、道沿いの一本の木が時々フラッシュバックする。
mkn

mknの感想・評価

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終末から逃れるための犠牲、という所までは理解できたけど、映画の素養が無さすぎてたぶん深い所まで全然理解できてない。
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