サクリファイスの作品情報・感想・評価

サクリファイス1986年製作の映画)

Offret/Sacrifice

製作国:

上映時間:149分

ジャンル:

4.0

「サクリファイス」に投稿された感想・評価

前作までの作風と違い独自の哲学を
反映した会話劇のような作品
色彩や音楽を抑え控えめな印象は
禁欲的な信仰心を感じさせます
ドメニコからアレクサンデルへ
思想が引き継がれているのがよく分かり
沈黙(ルブリョフ)と合わさりとても重いですが
ゆったりとした平行移動やドリーに
不思議と画面に引き付けられます

犠牲の精神を象徴する炎は絶望的に美しく
ノートルダム大聖堂の悲劇を思い出しました😢

スタッフや役者のキャスティング
ロケ地にいたるまでベルイマンの影響力が凄いです♪
全く前情報無しでの鑑賞。

もう何がなんだか…難解すぎて理解出来ませんでした。一貫性を持たせないストーリーが印象的で、ドラマ?戦争?ホラー?と心がかき乱されたままで終わる何とも言えない不思議な作品。

途中でカラーからモノクロへ変わるシーンも何かのメタファーなのかもしれないが全く理解出来ない。詩の一言一言には芸術性と神秘性を秘めていて奥深く、特に好きだったのがレオナルドの絵がガラス越しに映し出されるシーンは非常に恐ろしくまた美しくもあった。

色々調べたらアンドレイ・タルコフスキー監督の作品は独創的な世界観を持っているらしく、この1作を見ただけではまず理解出来ないと思った。ただ2時間30分と、まぁまぁ長い上映時間なのに全く長さを感じさせず非常にのめり込むことが出来た。

またいつかリベンジしたい作品です。
浮浪者

浮浪者の感想・評価

3.5
再見。学問に対しても、祈祷に対しても、ある種の偏見に満ち溢れた過剰演出が際立ってしまうのは時代か。ともすれば滑稽すれすれのところで生きながらえること。
Sari

Sariの感想・評価

4.0
2020/07/24 DVD

舞台はスウェーデンの島。
撮影監督はスヴェン・ニクヴィスト。
宗教に目覚める主人公アレクサンデルと家族の物話。ささやくような台詞にズームするカメラ。
終始ベルイマンぽさも漂う。

燃え盛る家をバックに、水溜りの草原を右往左往する最後のシーンは圧倒。
これは何かに似てると思ったら
『叫びとささやき』に近い感動だ。
ニクヴィストのカメラワークはやはり素晴らしいと思った。
唐突にカセットプレーヤーから鳴る尺八のメロディ、声の出ない息子と植えた枯れた松の木…
日本の影響も凄く感じる。
家のインテリアの配置とか、家具や小物が好みで堪らない。
地雷が起こりキャビネットの水差しが落ちてミルクが床いっぱいに溢れるシーンや
アレクサンデルがマリアと抱き合い宙に浮くシーンなどが特に印象に残る。
「文明は罪の上に成り立っていル」

「永劫回帰を信じるかイ?」


無宗教だった主人公。

ある時核戦争勃発。

神に縋り祈りを捧げル(宗教に目覚めル)

世界が一変

「犠牲」を払わなければ(家燃やす)

家が燃える様が綺麗。
ずっと見ていたイ。。(アブネ
やっぱ風向きとか考えてんのかナ。

マリアとの空中浮遊
どうやって撮ってんだろ。
Southwark

Southwarkの感想・評価

4.6
最初の独白シーンはかなりよかったけど、
超個人的な感傷に浸れる要素があったノスタルジアとか鏡に比べて分かりにくかった…
でも相変わらずJoy Division聴いてる時みたいな変な不安感とうっとりするような陶酔感に浸れる映像が大好きや😂
自分の中での落とし所が見つからんかったから再チャレンジしたくなる

追記
めっちゃええ考察サイト見つけて衝撃走った絶対もっかいみる
緑雨

緑雨の感想・評価

3.5
オープニングの海辺に松を植えるシーン。超長回しで微妙にカメラが動いていく。それを眺めているだけでこんなに面白い。
主人公と郵便配達の男の哲学論議を追っていて気付かないうちに、いつの間にか「子供」が自転車を木に結びつける悪戯をしている。このあたりの表現の鮮やかさは神懸かっている。

そしてクライマックスの大炎上ロングショットの迫力。中盤、家の上空を戦闘機(ミサイル?)が通過し、その振動で牛乳?を入れた大瓶が落下して割れる。或いは、途切れ途切れになるテレビのニュース映像でただならぬ事態の到来を知らしめる表現など。印象的な場面は数多い。

が、核戦争云々以降、イデオロギー色が滲み出るのはいかにも理屈っぽく、冗長、退屈。まあ、核戦争がリアリティをもって感じられた冷戦時代の空気感を知る身からすると、こういうテイストも分からなくはないのだが…
oVERSON

oVERSONの感想・評価

3.8
最初、ずっとロングショットで通すのかなと不安になった。そのうちちゃんと理解したい。
2020-340
天国のような場所だった 美しい
神との契り
ゴッドランド島 行ける日が来るといいな
また観よう
これもぽかーん…(O_O)だったけど、ノスタルジアよりは親しみやすかった。

冒頭の主人公の独白、いつまでしゃべり続けるんだろうこの人…と思ったのはわたしだけではあるまい。あの長回しのシーン、10分以上あった気がする。すごい。

「犠牲」を払う最後の場面も圧巻。
>|