タルコフスキー全作品中一番好き。毎回救済がテーマに上がるのと難解とか長いとかとっつきにくいとよく言われるけど、この人以外もシュワンクマイエルやキューブリックやリンチもだけど読み解くのではなく身を委ね…
>>続きを読むタルコフスキー最後の作品となったこの『サクリファイス』は、もしかすると彼の作品のなかで、最も彼らしくない作風という意味において、1つの終着点を表しているようにも思う。
彼らしくないというのは、「罪…
近所に住む中学の同級生が家にDVDを持ってきてくれて、観てくれということだと思って、部屋の電気を消して暗くして集中して観ました。撮影は凄かったし、演技は舞台みたいで皆達者な俳優が出ていたけど、観てて…
>>続きを読むこれは究極の世界系では・・・?
女と寝ることで解決(世界線が変わる)というやり方は正直どうなのかと思う。行為後の廃墟に人々がわらわら出てくるシーンもあからさま過ぎてどうなのかと思う(開放感的な?)。…
核戦争で世界が週末を迎えて陰鬱な空気が漂う所までは条理にかなっているので理解出来たけど、その先の展開はどれも不条理で、ロジックがまだ理解出来ない。
魔女とセックスして家を焼き払うことが救済の代償だっ…
死にゆく病人の、朦朧とした妄想の連なりが150分。キチガイ病棟の壁に糞で描かれた黙示録こそ究極の表現。
あらためて見返すと、中心にエルランド・ヨセフソンを据えていることもあり、ベルイマンの影響が色濃…
言葉がうまく出てこない。
言葉が表象され、固定されて形を持つことへの恐れ。それが真実ではない気がしてしまう。
ただここではこの映画のように、勇気をもって自分の言葉という虚構を信じ切ってみたいと思う…