がんばれ集中力

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのがんばれ集中力のレビュー・感想・評価

2.8
もっと全編的に優しくて心温まる物語だと思っていたけど、癇癪と罵声と我儘を浴びせられて不快指数は湿度で言うと体感85%程。
私の固定概念の中のスケベ親父とはまた少し違う紳士的な出立ちに騙されそうになるが、大佐が話す女性像が生々し過ぎて背中がゾワゾワするほどだった。
評価されているタンゴのシーンも、もっと恰幅が良くて清潔感の無いような女性相手に嬉しそうに香りを嗅いだりすれば女好きキャラも本物なのが分かったのに、美しすぎる相手じゃ素直に見る余裕無し 笑

最後のスピーチの内容は素晴らしい。けど、盲目というディサビリティーと悲壮感からソリテュードな人物となってしまった事に同情抜きにしてもしなくても私は大佐を好きになることはないな。

アル・パチーノの演技力は満点です。
がんばれ集中力

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