なほなほ

青い鳥のなほなほのネタバレレビュー・内容・結末

青い鳥(2008年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

重松清さんの小説が好きで、原作を読んでから映画化されてることを知って、観ました。

以下、映画というより原作のネタバレが多いです。


原作の良いところが潰されてる気がする。
セリフにしても、行動にしても、出来事が起こる順番にしても、省かれてる物語の大事な要素が多すぎたような…

特に、反省文を書き直すシーン。井上が「1枚ぐらいしか書けないけど、いいっすか」って言いながら5枚取ることに意味があると思う。そこが2枚だったのはガッカリだったな…
あと、『前に書いた作文を本人たちに返してから書き直すかどうかを聞いて、1番に井上、次に梅田が原稿用紙を取りに行く』から感動が生まれるんじゃないか。
映画でこれがなかったのが残念。

ラストシーンで村内先生が読んでいる詩集に関しては、「ひむりーる独唱」の内容があってこそ引き立つというか。
石川啄木にしたのも、詩の文面を見せたのも、理由がわからない。

原作読まずに映画観たら感動できたのかもしれない。