世界最大のＳＮＳ、facebookの誕生秘話で監督がデヴィッド・フィンチャーということで観てきた。
どれだけ賢くてパソコンが操れても、どれだけ金があっても、血の通った人間関係が築けなければ、幸福にはなれないという映画なのかな。
facebookのユーザーが１億を越えたとき創設者が、最後に孤独に苛まれるのが
実に皮肉でよくできてる。
富も名声も得たサクセスストーリーでは決してない作品。最初はビッチな主人公に呆れてたけど最後はちょっと同情。ナップスターを作った人物も出てきて興味深かかった。ほんとにこんなやつだったのか。
有名な役者を使ってなかったのが良かったとは思うけど早口のセリフが多くて字幕を追うのが少々疲れる。もしあれば吹き替え版で見たかったかも。
全米映画批評家協会賞、NY映画批評家協会賞、LA映画批評家協会賞など各賞受賞しゴールデングローブ賞も獲ってアカデミー賞最有力みたいだけどそこまでの作品とはちと思えなかったかな・・・
でもフィンチャーらしさもあって面白かったのは確か。
（2011年01月23日レビュー転載）
