Jeffrey

セルビアン・フィルムのJeffreyのレビュー・感想・評価

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)
2.8
‪ ‪ ‪「セルビアン・フィルム」‬
‪冒頭、部屋でAVを観る息子。収入に困る夫。怪しげなポルノ大作の話、謎の男、契約書にサイン、大富豪のクライアント、悪夢の道へ…本作は2010年製作、日本では12年に公開したスパソイェヴィッチ監督の隠喩的バイオレンス映画の怪作とでも言える一本で、物語は大金を稼ぐ為、‬闇の職に着く男と家族の末路を強烈な映像で魅せる問題作。新生児ポルノのシーンは吐気がする程気色悪く、品性下劣でカフカの世界の如く。初見した際は動揺した。性行為と暴力を混ぜ描く映画は過去にも有るが本作は東欧の闇を映す。セルビアの小さな国でまさかこんな衝撃的な映画が作られるとは…表現、‬芸術、極悪描写どれを取ってもショックだ。拷問ポルノや非現実的な密室復讐ホラーはあるが、こうもインモラルで胸糞悪い作風は滅多に無い。国柄が本作を生み出したとも言える。紛争などで殺戮された女、子供の歴史を本作では家族の中にストレートに導入してる。最後に僕から…観るのよせって病的になるぞ。‬
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