1951年ベトナム10歳の若さで奉公人となったムイ
ひたむきに働き大人になった彼女はきっと青いパパイヤを料理するたびその香りから幼き日の記憶を思い出すのでしょう
パパイヤを収穫した時切り口からポタポタ落ちる白い汁、ぎっしりの種に触れた感触
高価な焼き物を割ってしまった時、割れた破片をほっぺにあてて泣いた日
溶けた蝋を蟻にかけたらどうなるのか、子供の残酷な好奇心、、、etc
時間が経つにつれ忘れていってしまう記憶
誰もにそんな記憶があるはずです
そんな普遍的な物事にスポットをあてたトラン・アン・ユンの感覚が素敵すぎます
ノスタルジーかつエキゾチックな情景にすっかり虜になってしまいました
ただし、リトルムイのとこは本当良い感じなのですが10年後のムイ姉さんになったとたんホラーチックに、、
何故あのキャスティングにしたのかなーって思ったのですが
監督の奥さんだったのでした
そっかぁ。。