ローズまりぃ

フレディVSジェイソンのローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

223本目。
いや斬新すぎる笑 伽倻子VS貞子みたいだけどフレディとジェイソンのなぜこの2人なんだ笑 現実でのフレディのやられっぷりも面白い笑 そして女性群のかっこよさよ。寝てても起きてても殺されるって言うセリフ確かにぃってなった。


フレディ・クルーガーはかつてアメリカのエルム街スプリングウッドで連続児童殺害事件を起こした犯人。幼い少女を狙って殺害していた。ところが精神鑑定の結果フレディは無罪になる。怒ったのは被害者の保護者たち(遺族)。フレディの住居は遺族たちに火を放たれ住居ごと焼き殺された。フレディは殺されて肉体が滅びてもその魂は健在だった。殺されたフレディは夢を利用して殺人を繰り返す。夢の中ではフレディは万能。右手の親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指、小指)に鉤爪をつけ赤と緑の縞模様のセーターを着用し茶色の中折れ帽子をかぶっている。フレディの顔はやけどで皮膚がただれている。フレディは若者たちの夢に入り込むことで相手を殺害することができた。それだけの力を持っていた。その反面現実世界に出てしまうと弱体化するのは難点(弱点)だった。ところがフレディに困った問題が浮上する。フレディの力は「フレディのことを知っている人にのみ」有効。つまりフレディという名を知らない人の夢の中にフレディは入ることができない。それを警察と地元住民に逆手に取られた。エルム街の警察と住民は大がかりな緘口令を敷く。街ぐるみで一丸となりフレディ・クルーガーという名を忘れさせるための強硬策を取った。フレディの名を知っている子どもたちは精神病院に集められヒプノシルという試験薬を投薬される。この薬を服用すると夢を見ることなく眠りに就く。ただこの薬はまだ試験薬の段階で過剰摂取での副作用によって昏睡状態に陥ってしまった少年少女も多数いた。そういったことはすべて伏せられている。努力が実り10年が経過する頃にはエルム街の少年少女たちはフレディという名すら知らないようになった。フレディは自分の存在を封印されたことにより活躍できなくなる。
そこでフレディが目をつけたのはアメリカで同じように活躍(?)するジェイソン・ボーヒーズという連続殺人鬼の存在。ジェイソン・ボーヒーズはニュージャージー州ブレアーズタウンのクリスタル・レイクで凶行を重ねた連続殺人鬼。ジェイソンは1946年生まれの男児で1957年クリスタル・レイクで11歳のジェイソンが溺れる事件が起きた。ジェイソン少年の溺死を悲しむ母・パメラはキャンプ場できちんと見張りをしていなかった監視員に問題があると考え監視員たちを次々に血祭りにあげていく。いわば逆恨み。母・パメラは唯一生き残った女性・アリスに返り討ちに遭い首を刎ねられて絶命。ところがジェイソンは実は生きており母が死ぬ様子を目撃していた。それ以後は母の復讐を誓いジェイソンは無差別殺人鬼となった。ジェイソンはホッケーマスクを顔にかぶりマチェーテ(ナタのような武器用ナイフ)などの武器で人を殺す。ジェイソンの名はまだアメリカではよく知られていた。ジェイソンはほぼ不死身で湖の底に沈められても活動を停止するだけで生きている。フレディは湖の底に眠っているジェイソンの夢に入り込む。ジェイソンの夢に母・パメラを登場させ「もう起きる時間だよ。エルム街に行きなさい」と呼びかけジェイソンを湖から出させる。よみがえったジェイソンは母・パメラに言われたとおりクリスタル・レイクから出てエルム街に移動し始めた。
エルム街1428番地は現在はローリと父が住む家になっている。そこへ若者たちがパーティーをしに集まっていた。ローリの父・キャンベル医師は留守。
・ローリ…金髪の若い女性。3年前に急に姿を消した恋人・ウィルのことがまだ好き。母が亡くなって以降は父の世話に没頭しており新たな恋人を作る気分になれない。
・トレイ…若い男性。ギブの恋人でギブに対してやたら偉そう。
・ギブ…焦げ茶の髪の若い女性。メンソール系のタバコを吸うことをトレイに注意される。
・キーア…赤髪メッシュを入れた黒人女性。ローリに恋人を作らせたいと思いブレイクという男性を呼ぶ。
・ブレイク…若い男性。
(・リンダーマン…あとで登場。オタクっぽい男性。ローリに憧れている)
(・ウィル…あとで登場。恋人・ローリの異変を知り病院から脱走、尽力する)
(・マーク…あとで登場。ウィルの親友の男性。ウィルのために脱走の手引きなどする)
若者5人のパーティーはローリにブレイクという男性を紹介する会でもあった。ギブやキーアはしきりにブレイクを勧めブレイクもまんざらではなかったが当の本人ローリは「デートどころじゃない」と思っておりブレイクを気に入らない。パーティーの最中トレイとギブのカップルが2階の部屋に入り込みいちゃいちゃする。行為の後にギブがシャワーを浴びているとベッドに残ったトレイのところへジェイソンが現れるとマチェーテでトレイを刺した。最後にベッドを折り畳んだのでトレイはサバ折り状態で絶命する。トレイが殺されているのを見た一同は急いで家から出た。たまたま通りかかったパトカーに訴える。久しぶりにエルム街で起きた惨殺事件ということで地元警察の刑事のひとりがうっかり「フレディ・クルーガーのしわざではないか」と口を滑らせてしまった。その名前をローリたちは耳にたまたまパトロール中だった新米警官スコット・スタッブスも名前を聞いてしまった。名前を聞いたことでローリは事情聴取の合間にうたたねし早速悪夢を見てしまう。両目がつぶされた少女が「フレディが戻ってくる。怖いってみんなに伝えてあげて」と自分に言う夢を見て驚き夢から目覚める。聴取の後に帰宅したブレイクはローリの近所に住んでいた。ブレイクは父に妹の世話を放ってパーティーに出かけていたことを責められる。玄関のポーチで話をしている合間にブレイクはうたたねした。フレディの夢を見る。うたたねからすぐに目覚めたがブレイクの父はジェイソンに首を刎ねられて殺されていた。直後ブレイクもジェイソンに殺された。
ウエスティン・ヒルズ精神病院。ローリの恋人・ウィルはフレディのことを知っているために無実の罪を着せられて精神病院送りになっていた。兄を亡くしたマークも同じくフレディを知っているために病院に入っている。ローリの家で殺人事件が起きたことをテレビニュースで知ったウィルは病院を抜け出したいと思う。マークがわざと騒ぎを起こし警備員たちに取り押さえられて鎮静剤を打たれる。しかしマークはその隙に警備員から鍵をすり取っていた。警備員の鍵を使いウィルとマークは病院を脱走する。マークは鎮静剤を打たれたのでウィルが肩を貸して逃げた。
翌日。父親の反対をおして学校へ登校したローリはトレイに続きブレイク父子も死んだと知る。しかも警察はなぜかブレイクを犯人扱いしているそう。ブレイクが死んだと教えてくれたのはローリをひそかに慕うリンダーマンという青年。病院から脱走したマークが学校へ現れるとフレディの仕業だと口走る。それをウィルが制止した。ウィルと再会したローリは前夜に寝ていないこともあり安堵も会って気絶した。校長先生たちが現れたので病院から脱走したウィルとマークは一旦姿を消す。その夜。とうもろこし畑の中央で若者たちがおおぜい集まりパーティーを開いていた。名前が知れたことにより力を得たフレディは夢を利用してギブを殺そうとする。ところがフレディがギブを殺すよりも先にジェイソンがやってきてギブを殺してしまった。それどころかパーティー会場で派手にジェイソンが暴れ若者を殺しまくる。復活を果たしたもののフレディは不満。ジェイソンの独壇場だから。殺害を繰り返すことでフレディは力を得ることができるのだが先にジェイソンに殺されてしまっては力を蓄えることができない。パーティー会場から逃げ出したローリは「夢で見た人物と違う」とパーティー会場を荒らしたジェイソンのことを言った。まさか殺人鬼が2人いるとは思わないのでおかしいと首をひねる。車中でウィルがローリに「僕は君のパパがママを殺すところを見た」と言った。ローリは母が交通事故で死んだと聞かされていたので動揺する。さらにウィルはローリの父が精神病院の医者だと言った。ローリは父が普通の医者だと思っていたのでそれにも驚く。父の手でウィルと引き離されたローリは2つの疑念(ウィルが指摘した「母の死」「父が精神病院勤務」)を父にぶつけウィルの車に戻った。
ウィルとローリは情報を得るのが得意なマークのところへ行く。その頃マークは睡魔に負け自室の机で寝入っていた。眠気防止薬を服用しかけてフレディを目撃し風呂場から死んだ兄が出てくる夢を見る。「これは夢だ」と自分に言い聞かせるが起きられなかった。力を得たフレディがマークを殺害し背中に「フレディが戻った」という焼印を浮き上がらせる。新人のスタッブス警官は疑問を上司にぶつけていた。ジェイソンみたいな殺人鬼がこのエルム街に現れているのはなぜかと上司に聞くが上司は「名前は言えない」と拒否する。言ってしまうと復活に手を貸すことになるから上司の対応は仕方ないことなのだが疎外感を覚えたスタッブス刑事はローリら若者たちの味方につこうと思う。ローリ、ウィル、リンダーマン、キーア、ロン毛の男性・フリーバーグが集まり連発する殺人事件について話し合う場所にスタッブス刑事が現れジェイソンの話をした。ローリはフレディの情報を知っておりジェイソンの情報を持ち寄ったスタッブス刑事により今回の騒動が2人の殺人鬼によるものだという結論に至る。ウィルが「病院ではヒプノシルという薬を服用することで夢も見ずに眠っていた」と言ったことでヒプノシルを手に入れるために病院へ潜入することに。ところがそこでフリーバーグがフレディの罠にかかりヒプノシルを捨ててしまう。フリーバーグはそのままフレディに操られた。病院にジェイソンが乱入し殺害を始める。それによりスタッブス刑事が殺された。フリーバーグも死ぬ。それを見たフレディはジェイソンの夢を利用した。母・パメラを夢に登場させ「殺すのは2~3人でよかったのだ」と言い夢の中でジェイソンと戦い始める。夢の中ではフレディのほうが有利だった。しかしジェイソンは不死身なのでなかなか死なない。水を見て一瞬ひるむジェイソンを見てフレディは「ジェイソンの弱点は水」だと知る。眠るジェイソン(夢でフレディと戦っている)を手に入れたローリたちは一計を案じた。殺人鬼のフレディとジェイソンを戦わせようという作戦。スタッブス刑事の情報で「ジェイソンはもともとクリスタル・レイクに出没する殺人鬼だ」と知った一同はジェイソンのテリトリーであるクリスタル・レイクまで連れて行って戦わせれば地の利があるジェイソンに有利だと考えた。眠るジェイソンを連れたまま移動する。ローリがおとりになって夢に入りフレディを捕まえた後夢から目覚めようと考えた。ローリはフレディと並び眠り15分後にウィルが起こす役になる。しかし予想外に手こずりローリはフレディに夢の中で捕まり苦しめられる。その際にローリは真相を知った。ウィルは「父が母を殺した」と言ったが「フレディが母を殺した」というのが正しい情報。フレディの名を言えないために父はウィルの間違った情報を否定できずためらった。(ローリの父は悪者ではない。地元警官や住民たちが一丸となってフレディを忘れさせるために一大計画を遂行中なので言えなかった)フレディが夢の中でローリに真相を教えた。
いっぽうローリの夢にフレディが移動したためジェイソンは目覚める。ジェイソンはみんなを襲い始めた。ガソリンを倒しキャンプ場の別荘が燃え始める。その炎がローリの左腕に当たったためやけどの痛みでローリが目覚めた。ローリが起きたことでフレディも現実世界に出てくる。現実世界で再びジェイソンとフレディが戦い始めた。先述のとおり現実世界ではフレディは弱体化するので今度は圧倒的にジェイソンが有利。(みんなが考えた「クリスタル・レイクだとジェイソンのテリトリーだから有利」というのは今回あまり関係ないと思う)戦い続けるフレディとジェイソンの横でローリとウィルは「戦っている2人とも殺そう」という作戦を練っていた。戦いのあおりを食らいリンダーマンが腹部を負傷。キーアが付き添うがリンダーマンは「助けに行ってあげて」と言いその後ひっそりと亡くなる。キーアはフレディを挑発している最中にジェイソンに殺された。そのあいだにローリとウィルはガソリンを撒きプロパンガスに引火させた。戦っているフレディとジェイソンはプロパンガスの爆発炎上に巻き込まれ吹き飛ばされる。ローリとウィルは湖に逃れ無事でやっと2人の殺人鬼を退治できたと思う。そこへフレディが姿を現した。しかし背後からジェイソンがフレディの胸を刺しローリがフレディの首を刎ねる。ジェイソンはフレディを刺した後湖に落ちた。ローリとウィルは湖をあとにする。
明け方。もやのたちこめる湖からジェイソンがあがってきた。ジェイソンは左手にマチェーテを右手にフレディの生首を持っておりフレディの生首がウィンクした。
(ウィンクするくらいなのでフレディも死んでいない。つまり両者ともに健在)
ローズまりぃ

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