Jumblesoul

酒とバラの日々のJumblesoulのレビュー・感想・評価

酒とバラの日々(1962年製作の映画)
5.0
水面にゆらゆら揺れるバラの絵にヘンリー・マンシーニの最高の映画音楽テーマが流れるオープニングから、傑作の雰囲気に満たされる。
演出と脚本の素晴らしさ、ジャック・レモンとリー・レミックの渾身の演技に、映画芸術の頂点を見る思いである。
後半はシリアスだが前半は愉快なコメディで難しい話でもないのに、日本のテレビ地上波洋画劇場は殆ど洋酒メーカーがスポンサーになっているのでオンエアされなかったという、バカバカしい実話が有名。
ちなみに、マンシーニ作曲の主題歌はジャズ・ヴォーカルのスタンダードになっているが、自分の知っている範囲で映画の内容を知っている歌手は一人もいなかった。
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