地底獣国

ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱の地底獣国のレビュー・感想・評価

3.7
なんかおんなじこと何度も書いてる気がするが、コメディパートはどうも自分の性に合わない。あと黄飛鴻のけっこうな唐変木ぶりに時々「おいっ!」て言いたくなる。

とはいえアクションパートは日本公開時の「腰抜かすほど強いので注意!」という謳い文句に違わぬ素晴らしさで、白蓮教との対決だけでも満腹になりそうな充実ぶりなのに、更に甄子丹扮する蘭提督との筆舌に尽くしがたいラストバトルが用意されていて三、四回は頭下げてお礼言いたくなる特上満漢全席。いやぁ、本っ当勢いあったよなぁこの頃の徐克。

余談:ドニー師父はのちに「孫文の義士団」で義士の一人を演じたりもしたが、時代革命に冷ややかな言葉を浴びせるような昨今の師父には本作の提督の姿が重なってしまい遣る瀬無い気分になる(色々事情はあんだろうけど)。
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