遥か前に楽しめた覚えのある「インビジブル・ターゲット」を再鑑賞してみた。監督はベニー・チャン。とまぁ、いわゆる香港警察を題材に描いた王道の物語なのだ。
主役はメインキャストの3人なのかな。この手の作品では、もはや常連のニコラス・ツェー。ヒゲを生やした姿は、ほんの少しだけ森田剛と似ているような錯覚を起こす。でも良く見ると違うけど錯覚程度にしておこう。
もう一人はショーン・ユー。イケメン坊主過ぎるやん。どうでも良い余談やけど「ザ・ミッション 非情の掟」のフランシス・ンと、イケメン坊主と言う括りでは、いい勝負しそう。
そういや、ジェイシー・チャンの存在をすっかり忘れていた。いやはや、失礼。あのジャッキー・チェンの息子やったっけ。当時も感じたんやけど、共演しているこの二人に比べるとイケメン度はかなり下がる印象。これまた失礼。でも、アクションは二人に負けず劣らず奮闘していて好印象。
敵対する犯罪グループのリーダーには、ウー・ジン。ふむむ、この頃は特にめっちゃ貫禄あるやん。唐突に「MEG ザ・モンスターズ2」に出ていたコトを思い出す。
他には、サム・リーやアーロン・クォック。そして、こんなトコロにも顔を出しているラム・シュー。脇も豪華過ぎる作品なので地味にテンション上がるやんね。
いゃあ、アクションの精度が高くて素晴らしい。特に全力疾走でビルから飛び降りたり、追いかけまくるシーンはかなり見応えあり。派手なスタントは往年の香港映画を余裕で彷彿させる。
さてと、最大の見せ場は警察署内でのバトル。炎の上でのアクションとか狂気の沙汰やけど、とにかく魅せられる。爆破シーンが多いのもね。それにしても、ウー・ジンは強い。空中で何回、蹴り技を繰り出しているんやろう。少し度肝を抜かれた。香港映画の本気を感じた今日この頃。